仕事日記●○●11月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。


11月1日(金)大谷芝居 rh 美野里町
(自転車キンクリート用の曲)16曲一気に書き上げた。やればできる。やりたくない!ゆっくりとたのしみながら仕事はしたいものである。

11月2日(土)大谷芝居 rh 美野里町
リハ前を盗んでPAの実吉さんに練習ピアノ録音してもらう。テイク2なしのスコア25頁一気録音。脳溢血寸前である。即郵送。

11月3日(日)大谷芝居 本番 美野里町
ミュージカルはやっぱりナマ音がよい。野田の笛、はじめチャンのパーカッションもよいが、陰山泰の鳴らしものが愉快。途中まで指導していた演出助手の人からの手紙が楽屋通路に貼られている。曰く、
”先生を信じ、仲間を信じ、自分達の流した汗と涙を信じて本番思いきり云々”
泣かせるのであった。

11月4日(月)大谷芝居 本番 美野里町
予想はしてたがそれどころじゃないもりあがり。泣き泣きの大合唱から50人踊りまくりまでワンセットそろった感のある市民ミュージカルのうちあげ光景。ぼくのお気に入りは6年生の奏子(かなこ)ちゃん。

大谷はずっとジャズコンサートが好きで、ソニーフォーチュンのいるマッコイタイナーバンドやズートシムスなどしぶいところを若い頃から聞いてたそうだ。ぼくはオスカーピーターソンの大阪フェスティバルホールに感動して今に至るのだと言うとそれも観たという。それもサムジョ−ンズ、ボビィダ−ハムというメンバーやその時のプレイや照明の話まで出て来てびっくり。よく女の子たちが知り合う前に行ってたコンサートの話で、じゃぁ同じ会場に居たんだねなどと盛り上がってるのを横で聞きつつ、それぐらいのことはあるでしょ、とクールに捉えてたが、意外に嬉しいものであることがわかった。
美野里町四季文化館「みの〜れ」こけら落とし公演
美野里《住民参画》オリジナル・ミュージカル
『田んぼの神様』
美野里町四季文化館「みの〜れ」大ホール 11月3日(日)・4日(祝)

作・演出◆大谷亮介・陰山泰 音楽◆野田晴彦、Myuリズム隊 プロデューサー◆能祖将夫
出演◆演劇ファミリーMyu(住民82名)
演奏◆佐山雅弘(P)、野田晴彦(笛)、小林弌(Perc)、Myuリズム隊(太鼓)

11月5日(火)duo w/ワンシャオトン 代官山・クラッシックス
1st Stage●
in the velvet(佐山ソロ)
天山の春
牧羊姑娘
王ソロ
イ族舞曲
白馬疾走高原
2nd Stage●

絶望〜希望(佐山ソロ)
lady jane
炎熱(王新曲)
王ソロ
王ソロ
三国志
encore●
我送君一輪薔薇

11月6日(水)ボディソープリハ/高山への移動
黒田(gi)・石井(bass)・平山牧伸(dr)
黒田、石井ともにいい曲を書くし若々しく好感の持てる演奏をするが、ブッチャーやバカボンといったミュージシャン仲間それに佐々木、駿河といったプロデュースチームにぼくのお気に入りとして紹介、お披露目するのだからいま一歩踏み込んだ頑張りがほしいところ。

練習場所の京王稲田堤まで迎えに来てくれたのはネイチャ−ワールドべ−シストのマット。むかしセブンイレブンの配送のバイトをしていて、このあたりもよく来ていたのですぐ辿り着いたとの由。ドラムの元ちゃん、(瀬木氏の)マネジャーの笹井さんと4人の楽器車移動もまたたのし。中央アルプスの夕景は見事。安曇野超えでチェーン。大変。マットはたよりになる男。僕は座席で待機するのみ。
ホテルの1Fに居酒屋。ほろ酔いで2Fの温泉。8Fの部屋で睡眠。よくできているけどなんだかつまらん。

11月7日(木)nature world 飛騨高山
珍しく瀬木と観光。古い町並みを歩く。二人ともすぐ飽きて豆腐料理屋に入ったら、、、ごくうま!湯豆腐も奴もばっちり!。
コンサートは市内4つの中学校の2年生全員のためのもの。反応がおそろしくうすかったが先生方によるととてもうけていたんだそうである。

夜走りで名古屋こめっこに直通。ランプ初体験。い〜い店である。それ以上にマスターのガンちゃんがいい。酒へのこだわりと造詣の深さ、筋の通った客あしらい、喋りどころと控えどころをわきまえた話術、垣間見える男気、などなどどれをとっても理想的なバーのおやじ久々に発見。しいて短所をあげればライブをやりたがるところ?

11月8日(金)伝兵衛 名古屋・paradice cafe
気がつけばデュオは久しぶり。伊太地山弦楽団やM's(マサちゃんズ)のゲストを通過しての二人きりは、あらためて新鮮でもあり新たな景色も見えて来て良。
うちあげランプ。

11月9日(土)瀬木貴将+尾崎 松本
PA中瀬さんがここのところ続けてつきあってくれててとても楽。Massage砂塚クンとても上手でほぐれる。
乾燥と不摂生で久しぶりに右手小指先小裂け。弾いててピリピリ痛いが見ちゃうとよけい痛い感がするので忘れてがんがん弾く。

11月10日(日)TV・ドクとデカ収録 代々木ワンダーステーション
丸山 (comp.+arr.)
西村 (Tp)
Bob Xang (Bs).............意外にも(と青木がいう)初共演。音といい、歌い方といいすごく僕好み。セッションしたいものだ。
あとは打ち込み

音響2スタ 自転車キンクリ−ツストア”ダイアナ牧師の大穴”収録
16曲一気録音。小指が痛い。

11月11日(月)堀井勝美・おかあさんといっしょ
梶原順 (gi)
青木智仁 (bass)
石川雅春 (dr)
西村 (Tp) ..................2日続けて一緒。

11月12日(火)M's(マサちゃんズ) 名古屋・ケニーズ
小井政都志との出会いを演出してくれた人々の一人、豊明ケリーズをたたんで久しい倉谷さんが出した店への応援ライブ。30人弱で目一杯のスペースでの生音が燃える。小井も絶好調。

11月13日(水)松田昌 名古屋・しらかわホール
ブルーゼット
take 5-A trains
旅芸人
春待ち人
夢の如し
名古屋音楽大学音楽祭のゲスト。スタインウエイが気分よく響く。松田昌のピアニカも実にいい響き。

11月14日(木)南佳孝とデュオ FM大阪収録@モジュール
対バンはあこがれのフライドプライド。かっこいい!パーカッションないほうがかえってソリッドかも。

11月16日(土)瀬木貴将 横浜・横浜美術館
鬼武みゆき来訪。調律は岡添さん。

11月17日(日)瀬木貴将 六日町・トミオカホワイト美術館
こちらは美術館の主催ではなく小柳主催者が美術館の協力(ホール無料提供)。瀬木貴将と新潟に行った時には必ず会うので、大四ホールを主催してくれる小川さんとこの小柳さんがごちゃまぜになっている。

11月18日(月)スタンダードナイト 大阪・ロイヤルホース
東原力哉(Dr)・三原修(Bass)
---------standard by wood bass---------------------------
let's cool one/monk
my romance/evans~rodgers
hymn to freedom/peterson
dolphin dance/hancock
my back pages/jarret~dylan
good bye/itabasi
-----------standard by electric bass----------------------
gee baby/trad~sayamaarr.
chicken/JB~jaco
got a match?/corea
three views of a secret/jaco
above horizons/murata by solo
love and happiness/al green~sanborn
T,T,C and T/honda
--------------------------------------------------
enc; 忘れた

11月19日(火)オリジナルナイト 大阪・ロイヤルホース
----------original by wood bass---------------------------
martha......................................................play me a little music
p-bop........................................................a point of the globe
floatin' time.............................................. floatin' time
絶望〜希望 by solo
matador by solo
pooh song.................................................PONTA BOX
basyo.......................................................thrill me
----------original by electric bass-------------------------
full moon....................................................surprise
tough.........................................................hymn for nobody
quarter cooker...........................................play me a little music
tag.............................................................a point of the globe
tears of neture by solo
concrete.....................................................thrill me/PONTA BOX1
---------------------------------------------------
love goes marting on...........................play me a little music/live at montreux

11月20日(水)越智順子*M's 三田クラブ
1部
クレアンソGm
フローティンE
ジョイF
リルガールブルーD
イットマイトC
-------------------
it might as well be spring
fever
flamingo
it's too late
trust in me
do right woman, do right mam
loving you was like a party
2部
blue in green
before darrk , after dark
daddy blue
fine rouge ...........TOKU飛び入り
take 5-A trains
------------------
fly me to the moon
忘、、、、
越智順子のアシスタントの千恵ちゃんはもと有楽町スイングのバイトガール。明るくてばっちり。

11月22日(木)1・メルマガ取材

2・早間みき聴@神楽坂サムデイ
原大力(D)、塩田(B)、山田穣(As)に交じって服部クンと言うとてもうまいTs有之。全員自分なりのプレイの方法を獲得し、楽しみながら合わせてるように見えて良。みきちゃんは曲によってピアノタッチが大きく変化する。将来性大。

3・サーティズの伏見氏と打ち合わせ
弾かない日に忙しいのは、手が痺れる程いっぱい弾くより疲れる。飲むからか。

11月22日(金) ジャズ講座 葛飾シンフォニーヒルズ
岡崎好朗(Tp):上手い上手いとは聞いていたが本当に上手い。下から上まできれ〜いに音が出る。いま日本一だろう。
黒葛野敦司(Ts)
M's
三木俊雄:アレンジャー、音楽監督......これが大当たり!
1-1 A there will never be another you(***)3人
   B sprit kick(***)5人
1-2 what is this thing called love(cole porter)〜hot house(***)
1-3 creopatra's dream/anthony's theme(bud powel/小井政都志)
1-4 A so what(miles davis)
   B impressions(john coltrane)
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2-1 sweet georgia brown(***)〜dig(miles davis)〜bright miciscippi(theronious monk)〜sweet cifford(clifford brown)〜winnies garden(david quicoski)
2-2 but not for me(george gershwin) 5人
    tad's delight(tad damelon) 3人
2-3 Five pennies(***)
   Goodnight Sweetheart(***)
   Ragtime of lullaby(***)
2-4 in rhythm change.................................三木arrange
   I Got Rhythm、Cotton Tail、Moose The Mooche、Oreo、Anthropology、ウェイル
まだまだ入っていたが三木俊雄の力作として残るだろう
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encore;how high the moon(***)/ornithology(charlie parker)/chicka dee(大坂昌彦)
地味かと思っていたがなかなかどうして濃くて意義深いジャズ講座だった。例年にくらべてスタッフの元気がないように思え、そろそろ嫌われとるんやなどとジョークを飛ばす打ち上げはメンバー5人のみ。
(***) は作曲者未確認。

11月23日(土) 松田昌 横浜
赤れんが倉庫にここのところ縁がある。うちあげはMBYと同フロアの中華屋だし。

11月24日(日) 伝兵衛 八代
美容室”vivid”まありっぱになられて、、、。やがて青山にも進出の予定だと言う。そうなればやっと行きつけの美容室ができることになる。てるみクンがマッサージしてくれながら言うことには、肘から手首にかけても発達した筋肉が連続しているのが珍しいとのこと。ピアニストはみなそうなのか?今度小原孝にさわってみよう。

11月25日(月) オフ
宮崎でのマントラ日本公演初日を観た。7年前にモントルーで観て以来。衰えてないどころかその時よりも良かったみたい。結成30年を迎え、日本にくるようになってからでも22年経つという。
billy straighorn のことを語った後に、知られてない曲だしレコーディングされたのはjohn coltrane のアルバムくらいだが、とてもいい曲なので歌いますと言った”in my book”がすごくよかった。そういう姿勢も素晴らしいし、ヒット曲だけで構成しない良さを学べた。

11月26日(火) 伝兵衛 都城
きたるべき4/2ブルースアレイでの伊太地山弦楽団を想定してオーバーチュアから全部同じ曲順でやってみたらよかった。アレンジするのが楽しみである。ご主人がノーベル賞でいま話題の田中さんと同姓同名のいつもの居酒屋”信長”での打ち上げで、地元のシンガーソングライターたねだよしお、いい味を出す。きのうのコンサートのボランティアもしてた、たか坊は今日も糖尿気味の顔を出してくれ嬉。

11月27日(水) オフ
松元正一郎と霧島の温泉に行ってから最終便で帰京。戻り日をオフにするとこういうことができるのであるなぁ。オフはとれないまでもひとツアー終わった戻り日には仕事を入れないように、というのは当面の目標だが、今日のスタイルを定着させれば引退までに日本中の温泉体験くらいはできるんじゃないか。

11月28日(木) four hands groove 高円寺・次郎吉
four handsはなんというか群を抜いてすごいね。もう他人事である。1年ぶりのその1年にオレは上手くなってるなぁ、でもそれがそのまま音楽のよさにはつながらないし、かえって説得力はおちてるかもなぁ、と他人事なんである。小島のプレイがごくスッキリはっきりしているなぁ、この1年でこいつも随分成長したんだなぁ、とこれは他人事ながらわが人生の喜びのように思える。愛ですね。男女の愛はいまもって不明、不可解だけど。

11月29日(金) 松田昌 高松
末沢智子てんぷら(かまぼこ状のほう)持参で楽屋見舞い。とてもおいしいがいなかくさい。

ピアノ庫にて充実。ホールものはこの時間がもてて良。

11月30日(土) 松田昌リハ
移動、即リハ。これは疲れる。松田昌も相当キテるがオケとのための作品”懐”すばらしい。松本じゅんちゃんとてもうまい。則武と神保の中間の顔、ということはいまどき。首もある。ぼくと昌には首がない。めりこんでメリ首族と言ったのは鳥取の三根おやじ。ここにも首はない。
 

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