東京イメージ=マップへ戻る東京都
大田区(鵜木大塚古墳・久が原遺跡・御嶽神社)
東急池上線雪が谷大塚駅にほど近い、稲荷神社をのせた古墳です。
弥生土器や住居址で知られる久が原や、都内では希少な御岳講・御嶽神社にも寄り道してみました。



鵜木大塚古墳


狭いけどきれいなお稲荷さん東急池上線を雪谷大塚駅で下りて、中原街道を渡る。調布大塚小学校の裏にまわると樹木のかたまりと、赤いのぼりが見えてくる。このお稲荷さんの社殿がのっているのが古墳なのだ。周囲は住宅街。

参道は5mほどで、両脇に民家が迫っている。墳裾も民家にぎりぎり。これは西側だが、ちょっと食い込んでいる感じもある。古墳全体にみっしりと樹木が生えていて、古木と見えるものも。かつてはもっと広範囲に社叢があったのかも知れない。竹を組んだ土留めが見えます

かなり大きな樹木もあり。裾の方はなぜか棕櫚これは東側。周囲に土留めをめぐらせて、金網の塀もある。多摩川台の古墳群とはちょっと離れているのだが、規模などを見る限りは同じ時代(6C)の築造のように思える。発掘調査などはされていないようだ。


久が原遺跡とその周辺


実は歩兵Bの実家の近所。周りのおうちは立派だなあ、と思います久が原は大田区中部の台地。昭和初期の耕地整理の際に発見された住居址をきっかけだというが、本格的な発掘は戦後。この南台児童公園も住居址の発掘されたところで、ここに久が原遺跡についての説明板がある。

公園を囲むコンクリ壁にはこんな装飾が。左にちょっと見えているのは鉄製の車止めなのだが、なんとこれ「久が原式土器」(弥生式土器の後期基準土器)のかたちをしているのだ。公園の砂場が住居址のあったところだそうである。暴走族のいたずら書きじゃありません。ちょっとすごいなこれ

久が原台地の南裾にあたりますこれは南台児童公園から南に下がった千鳥寄りにある「いこい公園」。かつてはこのあたりにスリバチ山古墳なるものがあったらしいが面影はない。ここは台地の裾部で、実は夥しい横穴墓群が潜んでいたはずなのだが、これもほとんどは潰れたり個人の宅地の中だったりで、見ることはかなわないようだ。

公園にいたキツネ。可愛かったのでつい撮影。反対側にタヌキもいて、よく見るとのどのあたりになにやら仕掛けが。地面の下の伝声管で結ばれていて、あちらとこちらで「げんきー?」「うん、げんきだよー」などと遊べるというわけ。キツネくん。葉っぱ持ってますね


御嶽神社


餅つきは終わっちゃってました。残念池上線御嶽山駅のすぐ西にある神社。都内では珍しい御岳信仰の神社である。正月のことで、お札を焼く煙の匂いが社叢にたちこめる。樹木の古さもさることながら、社殿の彫刻もすばらしい。

と言いながら、彫刻にはさっさと背を向けてこの築山を観察する古墳軍。都内には富士塚はたくさんあるが、御嶽講のお山はここぐらいだという。金網でしっかり囲まれた中にあり、新旧の碑が並んでいる。この中になぜか銅像がありました。あれはなんだったのだ?
もう一度、亀甲山古墳から→→


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