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毘沙門堂古墳・経の塚古墳・高舘山古墳・今熊野方形周溝墓群・五郎市方形周溝墓群・箱塚古墳群・切通上古墳(名取市)
たくさんの古墳を抱える名取市。東北のこの地域では横穴古墳も多数見られます。
今回はほんの一部の古墳しか探索できなかったので、他の主要なものを紹介しておきましょう。



毘沙門堂古墳


海側の方へ行けなかったのは残念でした。この夏は海見なかったなあ…以下数点は今回未踏査につき雷神山古墳の説明板より抜粋。毘沙門堂古墳は仙台空港の北1.5km付近にあり、一部道路地図にも記載されている50mの円墳。


経ノ塚古墳


この古墳を最初に発掘したのはあの坪井正五郎氏で、明治41年のことだとか毘沙門塚古墳の南東にあった36mの円墳。長持形石棺の北限であり、各種のユニークな埴輪を出土したが惜しくも消滅。


高舘山古墳


高舘山も登るつもりでいたんですが、どうにも天候に恵まれず市の北西部寄りの熊野那智神社のある高舘山にある60mの前方後方墳。急峻な尾根に築く都合からか前方部と後方部が屈曲していて、長野県更埴市の森将軍塚古墳(推定4世紀後半・前方後円墳・100m)とよく似ている。


今熊野方形周溝墓群・五郎市方形周溝墓群


この辺は車で通過するのみでした今熊野遺跡は市街中心部西方の農業センター付近の縄文から平安までの複合遺跡。宮城県で初めて方形周溝墓が発見された。120あまりの住居跡の他、10基(なぜか資料により9〜11基と幅あり)の方形周溝群が含まれている。宇賀崎古墳群の北西に隣接する五郎市遺跡もやはり縄文から平安までの複合遺跡。


箱塚古墳群


あまりに茂っているのと切り立った崖のため、とても踏み込めず。民家が近いこともあり、断念北から。十三塚遺跡の東、飯野坂古墳群の北西の市民グラウンド脇の山林中にあるが、進入できず未確認。3基の円墳が存在するとされる。ここは中世の城館跡の箱塚館跡でもある。


切通上古墳?


雷神山から南へと歩くあいだじゅう、雨がザーザー降ってたのでした…雷神山古墳の南にあるとされる円墳。該当位置付近に桑の木の茂る盛り上がりが見られたが、はっきりとは確認できなかった。この道を進むとその名の由来となったと思われる切り通しがある。

これがその切り通しの道。この時かなり雨が降って少し危険な状態だった。ここを下った所の館腰神社境内に館腰横穴墓群がある。さらに南に下ると藤原実方墓の墓参を断念した時の「笠島はいづこ皐月のぬかり道」の芭蕉句碑もある。我々も雨中の横穴墓探索は危険とあきらめて次の古墳へと急ぐ事にした。ぬかり道どころの話ではありません。傘さしてたのにずぶ濡れですもん。うわーん、冷たいよお
次は雷神山古墳→→



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