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江釣子古墳群(北上市)その6
江釣子史跡センターの西方約4km、和賀東中学校敷地内にあるのが長沼支群です。
3号墳からは金層ガラス玉(ゴールドサンドウィッチグラス)が出土しています。



長沼古墳群


古墳越しに校舎を見ているところ。周囲を田畑に囲まれた、のどかな風景の中にある学校ですJR北上線藤根駅南西の旧和賀町域の和賀東中学校内に残る古墳群。現状はいずれも調査後ゆるやかに盛り土が復原された状態である。

1972(昭和47)年、中学校建設時に発掘調査が行われ、13基の小円墳の存在が確認されている。当初、そのまま削平される予定だったが、地元有志の活躍で保存がかなったということである。校庭の一角に、こんなふうに古墳が残されているのでした

こっちにもぽこり。これは校舎に近い側のものいずれも径7〜11.5mの円墳で、主体部構造は他の江釣子古墳群同様の狭長な河原石積み竪穴風横穴式石室であった。

このうち3号墳からはガラスとガラスの間に金箔を挟みこんだ玉が出土した。類例は他に奈良県の新沢千塚古墳群、鴨山古墳などに限られている。ぽこりぽこり。この翌年、新沢千塚を見に行った古墳軍でした

夏草に埋もれる古墳群この特殊なガラス玉は遠くオリエント地方から律令政府を経てもたらされたとも思われ、当時の蝦夷と中央政府の関係を知る手がかりの一つとして注目される。
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