岩手県 江釣子古墳群(北上市)その2 | |
旧江釣子村、和賀川左岸の台地上にある古墳群。 史跡センターの西に民俗資料館がありますが、その周辺に残る古墳が五条丸支群です。 |
史跡センターのすぐ西にある民俗資料館付近が五条丸支群の中心地である。現在墳丘が残っているものは少ない。 |
近隣の有志によって建立された仏教風の「古墳みたまの像」。我々の知る限りでは古墳群にこういうものが建っているのは珍しい。 |
「古墳みたまの像」の碑文。古墳の被葬者を祖先ととらえて崇敬し守ってきた誇りが感じられる。やはり東北では単純に「古墳の被葬者=中央の従属者」という感じ方とは異なるようである。 |
古墳分布図。かすれていて現在のどこにあたるのかが良くわからないがとにかくたくさんあったことはわかる。史跡センター配布資料によると79基が確認されていて、大部分は田畑になっている。 |
南東から見た16号墳。後で盛られたかもしれないが、これはまだ盛り土がある部類である。向こうに見えているのが史跡センター。 |
民俗資料館敷地の残りの古墳はこのような感じ。かなり近接していることがわかる。盛り土が失われて積石塚のようになっている。向こうに見えている田の中にもかなりの数の古墳があったらしい。 |