![]() | 長野県 将軍塚古墳群 その2(更埴市) |
森将軍塚古墳の周囲にある小円墳群。 ここでは北側にあるものを紹介していきます。 |
![]() | 南西から。将軍塚の北西側くびれ部に接している。当初は将軍塚の造り出しかと思われていた。径5.25mの円墳であるが墳裾の石列は主墳にぶつかると途切れている。完全に復原するとくびれ部に重なってしまうので墳丘と横穴式石室の下半部が復原展示されている。 |
説明板の構造図。無袖横穴式だが、側壁の土台の腰石があることが特徴。床面が3面あり2回の追葬が想定でき、さらに全体が11号埴輪棺の上に作られているというややこしい古墳である。2次床面から出土した轡の年代から算定して一次床面の構築は6世紀後半と推定されている。 | ![]() |
![]() | 南から。森将軍塚の後円部北西側西寄りの貼石帯下にある。5mほどの山寄せの小円墳として復原されているが墳形規模は確認されていない。北側斜面であるが、南側はただ山が見えるだけなのでこちらに作られたらしい。 |
接近して南東から。小形の横穴式石室を持つ。向こうに見えるのは右が9号墳、左が10号墳。 | ![]() |
![]() | 南から。4号墳同様、将軍塚の後円部北西側北寄りに作られた円墳。斜面上寄りに後世3号集石が築かれて大きく破壊された。3号集石は1辺2.6mの正方形の積石状遺構で、中世墓あるいは経塚と推定されている。直下の9号墳から出土した青白磁製壷型合子は3号集石から流出したものとも考えらている。 |
やや南西から。きわめて低い墳丘。主体部は将軍塚の後円部に平行する竪穴系の石室と推定される。 | ![]() |