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姫宮神社古墳群(宮代町)その1
東武伊勢崎線姫宮駅の北方、姫宮神社の境内にある古墳群。
はっきりと塚のかたちで観察できるのは1基だけです。



姫宮神社1号墳


鳥居前の石塔に刻まれた「太々講(だいだいこう)」とは、伊勢神宮に詣でて太々神楽を奉納するための講(=積立金)のこと。江戸時代に流行ったらしいです姫宮神社入口。東武伊勢崎線姫宮駅の北北西600mほどの線路脇にある。郷土資料館からも東に約800mである。東に張り出して姫宮落川と大落古利根川を蛇行させている低い台地の先端部にある。境内には3基の古墳があるとされる。残念ながら近くの踏切の警報音と電車の通過音で静謐な「神域」にはなっていない。

神社入口の説明板。神社と町名の由来が記されている。これによると昔から古墳と思われていたのは本殿の東にある八幡社の部分らしい。他は最近の遺物の散布状況調査などによって古墳と判断されたようだ。この説明板、前に見たときはまだこんなに色あせてなかったような…。こういうものの維持もたいへんですね

これが唯一、塚のかたちで観察できるもの。塚の手前にあるような小さな社がこの境内にはたくさんあって、どれもきれいにされてます南西から見た本殿東の八幡社。径6mの円墳とされる。境内の3基の古墳のうち、墳丘らしく見えるのはこれのみで、周囲より2〜3m高いとされる。

墳丘西側。6mよりも大きく見える。宮司が伝えるところによると、かつて杉の根を掘ったら埴輪らしきものが出たという。どこまでが原形の大きさなのか、判然としません。境内は緑も濃くてよい雰囲気なのですが、古墳のすぐ後ろを列車が轟音とともに通過するのでした

この神社で感心したのが、ごみがぜんぜん落ちてないということ。おそらく周辺の方々の努力の賜物なのでしょう墳丘上の様子。東側はすぐそばに東武伊勢崎線が走っている。
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