埼玉イメージ=マップへ戻る埼玉県
十三塚1号墳(蓮田市)
文献などによく見られる椿山古墳群などは消滅し、市内に残るのはこの古墳のみ。
住宅街の一角に藪のような状態で存在します。



十三塚1号墳


住宅街の中に残る藪南から。関山交差点から国道122号線(バイパスでない方)を北へ500mほど進んだ所の東側にある。蓮田駅からは約1.7kmの道のりである。蓮田市民でもこの古墳を知っている人は極めて少ないのではないかと思われる。
 
南西から。市の史跡としては「十三塚古墳跡」とも称されているようだ。「跡」とは言うものの、藪に覆われて定かではないが墳丘はあるように見える。藪の中はいくらか盛り上がっているようにうかがえます
 
道路側は金網フェンス、隣家との間は植え込みで区切られた一角です西から。フェンスに囲まれた敷地の幅からすると周堀有りで20m級のサイズは穏当な感じ。
 
北西から。横穴式石室を持つ後期古墳とされ、遺物も鉄器、土器、玉類等一通りのものが出土しているらしい。蓮田市は数種の標識土器を出して考古学史に名を残している。その市内唯一の残存古墳としてはもう少々整備の手を入れて見せ場を作ってもらいたい気がする。電柱には蓮田名物の清酒「清龍」の看板が…
 

蓮田市埋蔵文化財整理室


郷土資料館では出土品などの展示を見ることができます。ここも公開だったらいいのに十三塚1号墳のすぐ南隣にある。古墳に至近でコンビニエンスな感じであるが残念ながら公開施設ではない。
 

蓮田市郷土資料館


とってもわかりにくいところにあります。道案内もないに等しいし…。面白い施設なのにちょっと残念市内から出土した土器・石器や近世の板碑、近代の民俗資料などを展示している。目玉は用途不明の謎の土器として有名な「手焙形土器」である。十三塚古墳群の北西3.5km、蓮田駅からはおよそ5kmと少々交通不便なのが残念。主に市内の児童・生徒の郷土学習の場として利用されているようだ。


一覧へもどるイメージ MAPへもどるイメージ 扉へもどるイメージ
一覧へもどる 埼玉マップへ 扉ページへ