![]() | 埼玉県 騎西町 |
騎西町は県北東部にある農業中心の町。騎西城や玉敷神社の大藤が有名です。 このあたりはもともと古墳の少ない地域だったようで、今では1基も残っていません。 ただ、県立騎西養護学校の校門脇に小沼耕地遺跡についての説明があり、かつての姿を知ることができます。 学校の向かいにある、埼玉県環境科学国際センターと、種足[tanadare]ふれあいの森は、ちょっと目新しい施設です。 そのほか、玉敷神社周辺に存在したらしい古墳についても、その痕跡を探してみました。 ●騎西町のホームページへ |
古墳名 | 墳形 | 規模(m) | 所在地 | 立地・現況 | 出土品 | 備考 |
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小沼耕地1号墳 | 前方後円墳 | 39 | 上種足字四番 | 台地・学校用地 | 土師器・埴輪 | 消滅。二重周堀・箱式石棺 |
小沼耕地2号墳 | 円墳 | 15 | 上種足字四番 | 台地・学校用地 | 土師器・埴輪 | ※消滅。 |
玉敷神社境内 | 不明 | 不明 | 騎西町騎西 | 不明 | 不明 | 参考地。不明※表に無し。分布図に記載あり。 |
![]() | 養護学校の正門脇にある説明板。これによると上の表に加え、4基の円墳があったということになる。この発掘時の写真に描かれた前方後円墳の輪郭を見ると、前方部が短めで、撥形に開いた古墳であったようである。 |
養護学校内に置かれているやさしい表情の埴輪。生徒たちの作品かもしれない。町の指定史跡になっているわけでもなく、この他に古墳の痕跡を感じられるものは無かった。 | ![]() |
![]() | 古墳跡付近を南西から見る。すぐ東隣が環境科学国際センターである。 |