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野原古墳群(江南町)
ここがあの「踊る埴輪」の出土地。雑木林の中にひっそりとある古墳群です。
江南町東南部の台地上なのですが、ちょっとアプローチがわかりにくいかも。



野原古墳群


前年に訪れたときは、建て替え工事中でした。なにやらこざっぱりと古墳群の目印となる八幡神社。近年社殿が新築された。ここの裏山の西方に古墳群がある。
 
ご神体は鏡と「奇石」だということだが、どんな石なのか不明。古墳出土物かもしれない。この説明板では「踊る埴輪」が出た前方後円墳(13号墳)は現在桑畑だとあるが、実は今は土砂採取場となって跡形も無い状況である。神社の面した道の方からだと、とても古墳が残ってるような感じはしないのだが
 
神社が裾にある台地を上から攻めるのが正解です。アプローチのヒントは「栗林」神社の裏を強引に登って行くこともできなくはないが、神社の東側の道を回りこんで行くほうが無難。林の中の道の両脇に古墳を見ることができる。
 
林の中に残存している高低さまざまな円墳が見られるが、藪にかくれて見えにくいものもある。「踊る埴輪」が出た群だからといって特別な特徴はない。林の中に入ってみると、あるある…
 
現代人にとって価値のあるような「お宝」が、古墳なんかから出るわきゃありませんまだ新しい盗掘跡。古墳から出る物など現代では全く金にはならないぐらい、少し考えればわかるであろうのに、最高に愚かな者のやる事である。
 
推定6世紀末〜8世紀にかけての造営とされる。主体部がわかっているものは横穴式石室がほとんどらしい。消滅した前方後円墳も前方部と後円部それぞれに石室を持っていたということだ。終末期の群集墳の、ひとつの典型ですね
 
こんなとこで踊ってます。押切橋を渡る手前県道47号線(深谷松山線)の、上三本の交差点近くにある踊る埴輪の像。今や故郷の江南町から独り歩きしてすっかり埴輪の代名詞のようになってしまっている。実物は東京上野の国立博物館にある。
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