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長坂聖天塚古墳(諏訪山古墳群(1)・美里町)
諏訪山古墳群は、美里町東部から岡部町にかけて広がっています。
まず、鏡の出土などで有名な長坂聖天塚古墳からご紹介しましょう。



長坂聖天塚古墳


道路からすぐに墳丘がある感じですね春の長坂聖天塚。おおかたの地図に記載されており、説明板も完備で探訪には好適。ガードレール直付けといって良いほど道路に密着している。昭和49年、本当は削平するために行われた調査で重要性がわかり、県指定史跡となって残された幸運な古墳である。高さ4.5mの墳丘は自然の丘にわずか1mほど人工的に盛り土して形成されたもので、本来は60m級の大きさだったらしい。
 
墳頂から粘土槨3基、木棺直葬3基が検出され、菱雲文縁方格規矩鏡などが出土し、5世紀初め頃の築造と推定された。埋葬主体が多いのは、まだ共同体の首長が他の共同体メンバーと隔絶した存在になっていなかったからだとも言われる。まめに草刈りをされているようです
 
遺跡の森公園に行ったら見てみましょう長坂聖天塚出土方格規矩鏡。実物は美里町の遺跡の森公園内、遺跡の森館にあり、レプリカも埼玉県立博物館で見られる。直径22.5cmは埼玉県出土中で最大である。同形鏡が奈良県新山古墳からも出土していて、関連が推測される。
 

川輪聖天塚古墳跡・諏訪山14号墳付近


たぶん、このへんです長坂聖天塚古墳のある道を北東に進み、県道熊谷児玉線に突き当たる角付近。埴輪壷が出土し、長坂聖天塚に続く5世紀初め築造の円墳と思われたが、残念ながら採土のため破壊されてしまった。また、20mの円墳、諏訪山14号墳もこの南に近接している。
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