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美里町のみどころ(2)
水殿瓦窯跡は、曝井とともに道路地図などにしばしば載っている遺跡。
みか神社は社叢の雰囲気が素敵です。



水殿瓦窯跡


あまりにも地味な小屋なので見落としそう。道路際に標識があるのでなんとか大丈夫ですが…沼上地内にひっそり残る鎌倉時代の瓦窯跡。覆屋の中に掘り出されたままの状態で保存されている。何と美里町唯一の国指定史跡なのである。長坂聖天塚古墳でも県指定史跡なのに。まあ、確かに古墳はそこらにごろごろあるのに比べて「鎌倉時代」限定の窯跡は珍しいようで無理も無いが。
 
詳細な説明はこちらをどうぞ(手抜き)。この窯の形式は「ロストル式」とも呼ばれるそうだ。この説明だと3基保存されていることになっているが、覆屋の中に3基あるということなのか、よくわからない。現在もこの近辺には瓦製造工場があったりするのが面白いところです
 
小屋と碑が離れていて、妙な空間が…なぜか覆屋から少し離れた所に説明板と記念碑がある。もしかしてこの間に埋め戻された窯跡もあるのかもしれない。
 
覆屋の中の窯跡の様子。見た限りでは窪みは一つのようだったが。資料によると小屋の中には2基が保存されていると記しているものもある。せっかくの展示だが、もう少しくわしい構造や使い方の説明を付けてほしい。これは窯のどこの部分なんだろ。足跡が気になります
 

みか神社


「みか」の字はJISにないのでした。地図によっては「ミカ神社」となってて、これじゃ美容室かスナックの名前だ…正式名称の漢字がパソコンで使えず、数々の歴史系サイト管理者を泣かせている神社。「み」は「瓦+長」、「か」は「菱+玉」の組み合わせで表記される。摩訶池のすぐ南にあり、入口は国道254号線にも接している。社殿正面は東を向いている。この神社は古代那珂郡の延喜式内社として知られる。伝えられている棟札に宝暦13年(1763)に社殿を再建したことが記されているという。
 
社殿裏の社叢の様子。この神社付近から6世紀の竪穴住居跡が発見され、埴輪も出土している。また、少し南の白石地区には宇佐久保埴輪窯跡もある。「みか」とは酒甕のことで、土器や埴輪を作る職人集団が付近に住んでいたことがうかがわれる。その伝統が生かされて周辺に瓦を持つ寺院も多数建立され、鎌倉時代でも水殿の瓦窯などで盛んに瓦を供給したりしていたものと思われる。この字が書けるようになっても、あまり自慢する機会はなさそうなので、面白くないです
長坂聖天塚古墳からもう一度→→


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