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美里町のみどころ(1)
曝井は萬葉にゆかりのある地で、地図にもたいてい載っています。
「埼玉の飛鳥」美里には、他にも水殿瓦窯跡や十条条里など、遺跡の数も豊富。
南部の果樹園のあんずの花も、季節には見ものです。



曝井(さらしい)


「三栗の那賀に向かえる曝井の絶えず通はむそこに妻もが」…三栗の那賀に向かえる、という場所はどこなのかということについてはいろいろと議論があるようですね美里町の観光案内には長坂聖天塚と並んで必ず触れられている名所。道路地図によっては全く間違った場所に記載されているものもあるので注意。「萬葉集 巻九」中に詠まれた歌の曝井の比定地とされるが、あくまで諸説ある候補地の一つと思った方が良いだろう。当面のライバルは茨城県の水戸にある曝井跡である。現在は水脈が絶たれて水は涌いていない。
 
この近くのみか神社付近からは古代の集落跡も検出されており、曝井が全く無関係ではないようだ。この味のある字体の説明板は今は新しいものに替えられてしまっている。近くの常福寺そばには「萬葉集 巻二十」の防人歌を詠んだ大伴部真足女の館跡の比定地もある。はるか昔から人が住み、文化のはぐくまれた地である、ということでしょうか。この説明板、現在はありません
 

大興寺


あまり知られていないかも知れませんが、なかなか風情のあるたたずまいのお寺です大興寺山古墳の所でも触れたが改めてご紹介する。創建は天徳年間(957〜961)と伝えられるが、一度廃寺になっていたのを小倉左中将元英という人が僧元照を招いて嘉慶元年(1387)に再興したという。禅寺らしく質素な作りの本堂が特徴的。
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