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芦田古墳群その2(吉田町)
吉田町東部、龍勢祭で知られる椋神社周辺にある古墳群。
宅地の多い地域ですが、比較的多くの古墳を観察することができます。



芦田6号墳


画像だと丸くていいかたちに見えますね南西から。5号墳の南東に隣接する10mの円墳とされるもの。
 
東から。現状はやや南北に細長い礫を多く含む土塁状である。周囲の草木が茂る季節にはあまり姿が見えなくなりそう…
 

芦田7号墳


かなりしっかりと塚らしいかたちをしてます。高さもなかなか北から。6号墳の東、畑地をやや隔てた所にある。11mの円墳とされる。
 
南から。井椋塚を除いて群中最も古墳らしく見える。左端に見える小屋の脇に下に掲載した石室材の集積がある。通路の礫は撒いたものかも知れませんが、墳丘にも礫が見えます
 
開口しているわけではないようでしたが…接近して見ると石室材のようなものが露出しているのがわかる。
 

7号墳付近の石室石材


りっぱな古墳の供養塔。きれいに積まれているのはどうやら石室材です西から。7号墳の北近くにこのようなものが見られた。古墳から抜き取られた石棺あるいは石室材が積み重ねられたもののようだ。この位置に古墳があったのか、別の場所から運ばれたのかはわからない。「供養塔」と刻まれた石碑の直下にはかなり厚くて大きな、石室の天井石とも思える石がある。
 
石碑脇に立てられた真新しい施餓鬼供養の卒塔婆には「〜為古墳一切精霊〜」と文句があり、施主が古墳由来の石材であることを意識していることがわかる。秩父地方にはこのように木製の仏教式の卒塔婆で供養されている古墳が多いようだ。他の地域では見たことないような。供養塔はけっこう年季の入ったものにも見えます
 
とはいえ道端のことでもあり、積み直してあるような…。いくつかの古墳のものを併せてある可能性もあるかな整然と、とは言いがたい積み方であるが、長軸が南北を向いているし、元々ここにあった古墳の石室が露出したものである可能性もある。
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