![]() | 〜古墳軍ニュース〜【2004/03/12】 取材は進めどなかなか追い付かないデータ整理と更新。放置して鮮度が落ちては惜しい情報を何とか救済すべく設置したコーナーです。古墳をめぐる最近の動向などを随時掲載・更新しますのでお見逃しのないように。 | →バック ナンバー |
![]() 南側くびれ部。中段・上段の葺石と、円筒埴輪列が見えている。葺石のこの保存状態は素晴らしい。 |
![]() 葺石には縦の目=作業単位が見てとれる。上段はこの倍ほど高さがあったとの推測。 |
![]() 前方部端のトレンチ上部。上段は大きな河原石で葺かれているが前方部の一部では割り石も使われているという。 |
![]() きれいに残っている前方部基壇北隅の葺石。北隅から南隅まで75mもある大きな古墳だ。 |
![]() 北側くびれ部基壇の葺石。手前の周堀底には榛名山二ツ岳の火山灰(6世紀初頭)が。 |
![]() 北側くびれ部あたりは初期に崩壊しており、修復して円筒埴輪列を組み直した形跡がうかがえるという。 |
![]() その埴輪列。上下の重複や明らかに大きさの違うものが見える。当時造営中だった八幡塚古墳の埴輪を流用か。 |
![]() 主体部(刳抜石棺)。発掘前と比べてもほとんど掘り下げてない感じである。 |
![]() 棺の上にあった板状の石。もちろん後代のもので、このようにうち捨てられているありさま。 |
![]() くびれ部の中段葺石を上から見ているところ。扇形に並んだ石の列が美しい。 |
2004年3月7日取材 二子山古墳は保渡田古墳群に属する大型の前方後円墳。国指定史跡の現地説明会(!)ということで、早起きして群馬町へと向かった古墳軍である。かみつけの里博物館にはちょくちょく足を運んでいるが、これほどたくさんの車と人を見たのは初めてだった。葺石の保存状態の良さも参加者の平均年齢の高さも格段と思われる。 今後さらに周堀などの発掘を進めるとのことで、できれば次回現説も取材したい。 |
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