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八龍神塚古墳その2 石室編(猿島郡境町)
境町金岡の、利根川を望む台地上にある古墳。
明治期に発掘されて多くの出土品があり、町の史跡に指定されています。

 

八龍神塚古墳横穴式石室内部

 
奥壁。きれいに整った壁面です玄室内部。石室全体は砂岩質の切石で作られている。奥壁は非常に平滑な2枚の石で構成されている。奥壁だけでなく胴張りのある側壁も滑らかに整形された切石を隙間無く組んで積み上げている点がこの古墳の特徴である。
 
奥壁上端部とそれに続く天井部。胴張りの形状がよくわかります
 
天井は一枚岩ではないんですねさらに天井を見上げた状態。かなり苦労して継ぎ合わせようとした感じ。
 
玄門部。一応両袖式だが外に妙に曲がった贋物の羨道が付けられているので変な感じの景色になっている。天井の詰め物が流れ落ちた縞がついてますね。羨道はニセモノ
 
きれいに組み合わされた側壁の石玄室北西角部。一部石表面が剥落している。
 
玄室南東角部。結構急な曲面を作ってある。こちら側も同様。うまく継ぎ合わせてきれいな面を作ってます
 
保存する価値ありと肯ける石室ですね…東側の壁。整形した凝灰岩の切石を用いた石室は風化でスカスカになっている例もあるようだ。ここの石室は苔生すほどの水の浸食にも耐えて今も継ぎ目に隙が無い。
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