![]() | 群馬県 上庄司原古墳群その1(富士見村) |
上庄司原古墳群は、横室古墳公園として整備されています。前橋市に近い十二山の南西、富士見村役場の西1.4kmほどのところにあります。九十九山古墳(原之郷)からはほぼ真北約1.7kmにあたり、公園周辺には縄文・平安の集落跡もあります。 |
![]() | 西から。墳丘径14mの円墳であるが、基壇を含めれば径24m、周堀を加えればさらに規模は大きくなる。左背後に見えるのは十二山。 |
南西側。周堀は砂利を敷いて範囲をわかりやすくしている。 | ![]() |
![]() | 説明板に示された実測図。墳裾と基壇の縁に葺石がある。周堀が途切れている箇所があるのがわかる。 |
南から。墳丘は小さいが、前庭のある自然石乱石積み両袖型の立派な横穴式石室を持つ。 | ![]() |
![]() | 石室内部。天井石は復原。地山をさらに掘り込んで作られている。内部からは人骨の他、馬具・大刀・鉄鏃・耳環などが出土した。人骨の分析から複数埋葬が推定されている。 |
墳頂から西。隣接して2号墳と4号墳の石室が移築復原されている。 | ![]() |
![]() | 説明板の陣場・庄司原古墳群の分布図。公園に残されたもの以外は圃場整備により消滅した。後期から終末期にかけての群で、すべて両袖型横穴式石室を持ち、葺石・周堀・前庭部を持つものが多かったそうだ。 |