素材作成初級講座  第9回 素材作り応用編 パート3

前回までは、ツールの機能にあまり頼らない形で素材を作成してきました。
今回は多くのツールに備わっている機能を活用して素材を作っていきましょう!

あなたのお使いのツールには「ぼかし」や「ソフト」などの機能はないでしょ
うか?
あったら、是非、この素材を作って見ましょう。文字に影をつけ、文字が飛び
出して見える・・・そんな素材を作ることができます(^_^)

まず、新しいキャンバスを用意します。サイズは適当に。
今回はバックの色は白いままで作成することにします。

文字を入力しますが、ここではグレーを選択してください。
文字を入力したら、この文字に「ぼかし」「ソフト」等の処理を施します。

ぼかしサンプル

こんな感じになりましたでしょうか?
「文字を選択してぼかす」とか、「範囲指定してソフト」等、そのツールによっ
て操作は違いますので、皆さんのツールの操作でね。
これが、文字の影の部分になります。

では、今度は同じ文字(同じフォントで同じ大きさ)をお好きな色で配置しま
しょう。位置は先ほどの影より数ピクセル分、左上にずらします。

影をつけました

こんなふうに文字が浮き上がって見えましたか?
影と文字の位置がずれればずれるほど、大きく飛び出してみえます。
配置する場所はいろいろと試してみてね。


さて、今度は文字と背景逆バージョンを作成してみましょう!

こんな感じの画像を作ります

先ほど作成したものと理屈から言えば変わりないのですが、今度はもうちょっ
と機能が必要になってきます。
「ぼかし」や「ソフト」等の機能のほかに、「クリックした位置の隣り合った
同じ色をすべて選択する」機能と「選択した範囲の反転」の機能がなくてはな
りません。
と、言葉で説明してもわかりにくいと思いますので、こちらをご覧ください。

こんな機能があったら、是非作ってみてくださいね。

まずは新規キャンバスを2つ用意してください。
片方にお好きな色を塗ります。もう片方には影になるグレーで塗りつぶしてお
きます。

グレーで塗りつぶしたほうに白で任意の文字を配置します。
配置したら、先ほどと同様、「ぼかし」「ソフト」を施します。

これで影の部分が出来あがりました。

こんな感じ。

では、もう一方の好きな色に塗りつぶしたキャンバスに文字を配置します。


文字の色は何でもOKです。(バックで塗りつぶした色とは全く違う色にして
おいたほうがわかりやすいかも)

さて、先ほど、「必要です」とお断りした、機能を使います。
文字の部分のみをすべて選択し、更に選択の反転を行います。

文字以外の部分を選択できたら、これをコピーし、先に作成した影のキャンバ
スへ貼りつけます。
もちろんここでも影の位置より左上に文字がくるように配置しましょう。

これで出来あがり!

出来あがりましたでしょうか?

この素材の注意点は影の色(グレー)が濃すぎたり、画像をはりつけるときに
左上にずらし過ぎないこと。こうしちゃうと、綺麗にみえないので、ご注意。


さて、さて、さて。
今回はこのあたりで。
ぼかしのような機能以外にも、エンボスの機能や明度、彩度などの変更機能等、
いろいろな加工ができると作れる素材の幅が広がってきますよ!
更に、今回ご紹介した方法のように手間隙かけなくっても、一発で「影をつけ
る」という処理で影をつけることだってできます。
今度、お絵かきのツールを購入するときには、このような素材を作るという観
点からも検討してくださいね。

次回は最終回。
素材に関する素敵なページを沢山ご紹介します。








上記の内容はメールマガジンとして1999年6月23日に配信されたものです。

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