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バリー・リンドン     1974

 

 

Rating: 4.9

Genre: アクション ドラマ

I watched : on TV or Video

Country: 米国 英国

Cast:
ライアン・オニール

Directed by: スタンリー・キューブリック

Music:

Comment:
 スタンリー・キューブリックには珍しい大河ドラマ。ナポレオンの映画を撮るつもりが、予算の関係で、イギリス貴族のバリー・リンドンを主人公にした映画を撮ったという背景がある。
 アイルランドの下級貴族の生まれのバリーは、従妹と恋仲にあった。しかし、彼女は年収15000の貴族とバリー家のために結婚するという。許せないバリーはその貴族に決闘を申し込む。一発で相手をやっつけたバリーだが、警察に追われるからと、ダブリンに身を隠すことになる。しかし、途中追いはぎに全財産を持っていかれ、仕方なくイギリス軍に入隊する。アイルランドで親切にしてくれた少尉も同じ隊だったが、フランス軍との戦いで死んでしまう。バリーは途中いやになって、飛び出していく。同盟国のプロシア領にたどり着いたバリーは、そこでプロシァ兵に成り済ますが、ばれてしまい軍で働くか、死ぬかと選択を迫られ、しかたなく兵隊になる。戦線で見事な活躍を見せたバリーは、勲章を授かる。つぎにバリーは同じアイルランド人の賭博師がスパイの疑いがあるということで、秘書になって行動を逐一報告せよと命じられる。しかし久しぶりに同郷人に会った嬉しさから、バリーは賭博師に打ち明けてしまう。彼と仲良くなったバリーは賭博師として、貴族から金を巻き上げ、大金持ちになる。貴族の高位を得るため、バリーはついにリンドン家の婦人のハートを射止める。婦人の病弱な旦那はすぐ死に、すぐバリーと再婚した。バリーはバリー・リンドンを名乗るようになる。ところが・・・。
 一代記を描いた3時間の大作。あまりメジャーではなかったが、キューブリックらしく手を抜かない完ぺきな作品になっている。

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