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トゥルー・ライズ     

 

 

Rating: 4.6

Genre: アクション コメディー

I watched : on TV or Video

Country: 米国

Cast:
アーノルド・シュワルツェネガー
ジェミー・リー・カーチス
ピル・パクストン

Directed by: ジェームズ・キャメロン

Music:

Comment:
 この映画は製作費が歴代映画の一、二を競うほど高いことは公開前からいわれていた。しかもシュワチャンとジェームズキャメロンということで「T2」のコンビだからみな期待したはず。しかし、公開してみれば、「金だけかけて面白くない」とかいうことが聞かれた。だから、しょうもないのでは?という先入観が生まれてしまっていた。あるときビデオを借りることがあったので見てみた。最初からスイスでのスパイがある。タンゴも踊り、なんとか成功させて家にかえってくる主人公。次の日、誕生日の日にテロリストとトイレで格闘。トイレというところは今まで戦う場所として向いていないと思っていただけに面白く仕上がっている。シュワチャンが小便器に相手の男の顔をうずめて、水を流すところは痛快。そのあと、バイクを奪って逃げるテロリストを馬に乗って追っかける。そして、馬に乗ったまま、エレベーターをあがるところは漫画みたいで楽しめた。となりのビルに移ってしまったテロリストを馬に乗ったままビルの間を飛ぼうとすれば、馬が怖がって止まってしまい、シュワチャン危うくビルから落ちそうになる。その後、馬に説教する姿は楽しい。ここまではごく普通(?)だと思う。ここからが一番面白いところ。奥さんが何とスパイもどきの男(ピル・パクストンがヒゲ面で演じている)に唆される。その様子を国家権力を投じて、盗聴するシュワチャンとその同僚のやり取りが面白い。そして、シュワチャンは特殊部隊でこの男と奥さんを捕まえる。そして、この男を徹底的にいじめるシュワチャン、妙に楽しそうなところが恐ろしい。そして、奥さんには変質者の応対をさせて、しかもその変質者をシュワチャンがやっている。そして、奥さんを目の前で踊らすところ、大笑い。そしたら、テロリストがなだれ込んできて、捕まってしまった二人。島に連れてこられる。しかし二人は頑張って敵を打ち破る。のだが、シュワチャンは爆発でぶっ飛んでしまって、奥さんは敵の女と一緒に核をつんで都会へ向かう。しかも島には核爆弾をしかけている。シュワチャンは奇跡的にも生きていて、近くで演習している戦闘機をチャーターして橋の上で敵のトラックをドカドカやっつける。橋はつぶれるわ、トラックは飛んでいくわ、バズーカの方向を失敗して仲間を吹っ飛ばすわ。そして、リムジンに乗った奥さん(敵の女と殴り合いをするところが面白い)を見つけたシュワチャンはヘリでぶらさがって救助する。そしたら、後ろで島がドカン。すぐに連絡がかかり、娘も誘拐したことがわかる。敵のボスがビルに立てこもっていることがわかる。シュワチャンはまたしても戦闘機にのってビルを襲う。ミサイルに引っ掛かったボスをヘリにドーンとぶつける。
 そして、家族のきずなを取り戻した彼ら。連絡一本で奥さんといっしょにダンス会場でタンゴを踊る。もうそのときには拍手喝采していましたね・・・。娯楽の要素が沢山つまっていて無茶苦茶楽しめる。シュワチャンもT2みたいな機械男でなくて、キャッチフレーズにもあったように「今度は生身だ」。そう生身だけに人間臭さがあって一つ一つのしぐさに大笑いしてしまう。最初に聞いたやじを言ったやつに腹が立った。おっともう一つ、チャールストン・ヘストンが途中で上司の役で登場しているのだ。

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