コックと泥棒、その妻と愛人<BR>The Cock the Thief His Wife & Her Lover

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ピーター・グリナーウェイの問題作。ジャン・ポール・ゴルチエが衣装を担当。
レストランを経営するアルバート・スピナは、フランスから呼んだシェフのリチャードに料理を作らせてきた。妻のジョージーナは、レストランで偶然、本屋を経営するマイケルと知りあい、恋におちる。彼らはレストランのトイレや調理場の影でセックスにふける。しかし、ついにアルバートに発覚し、リチャードの助けで、何とか二人は逃げおおせる。実はジョージーナはアルバートに常に暴行を受けていたのだった。二人はマイケルの家に隠れるが・・・。
　性欲と食欲の混沌とした前半部から、何ともグロテスクなラストまで、終始、舞台のような雰囲気で展開するのはイギリス的。しかし、このような気色の悪い作品を作るグリナーウェイと言う人物の得体がしれなくなった。