第28回　マイルド・スタウト

1.結果的に出来たビール

　マイルド・スタウトなどというビールスタイルがあるのか。あるはずがない。では、これは何か。
　スタウトのつもりで作ったのだが、なぜか色も味も薄く、ほとんどブラウンエールになってしまったので、こう名付けただけである。しかし、なぜこうなったのか、原因が分からない。

2.仕込みから瓶詰めまで

　レシピは次の通り。これはMillerの本にあるDry Stoutをほぼ再現したものである。

Mild Stout(8L)
Pale malt 1040g
Flaked barley 190g
Roasted barley 165g
Northern Brewer (6.7) 14g 60min.
Nugget(9.9) 8g 60min.
Edme ale yeast

　初期比重は1.039。予定よりかなり低い。発酵は14日間。終了比重は1.010。(99.6.22)

3.試飲

　瓶詰めから17日。味は、おとなしいブラウンエールそのもので、第24回によく似ている。これはこれでおいしいのだが、スタウトとは似ても似つかない味。Millerのレシピをほぼそのまま使ったのに、どうしてこうなるのだろう。(99.7.9)