The New Complete Joy of Home Brewingは、Millerk本と並んで、バイブルと呼ばれる本である。この本には、スタンダードというよりはPapazian初めとする米国の自家醸造家たちが考案したオリジナリティあふれるレシピがいろいろ載っている。その中には私の好きなペールエールもいくつかある。いろいろ考えたが、その中からほぼオールグレインに近いレシピを選ぶことにした。
2.仕込みから瓶詰めまで
レシピは、次の通り。
Amaizeing Pale Ale (9L)名前は、Amaizingとmaizeをかけたしゃれだろう。コーンスターチが入るところと、通常はラガーで使われるHallertauerを使うところが、オリジナリティの感じられるところである。初期比重は1.048。発酵は10日間。終了比重は1.015。17本取れた。(1999.5.14)Ale malt 1350g
Cristal malt 225g
corn starch 200g
Fuggle(4.4) 14g 60min.
Cascade(5.4) 11g 60min.
Hallertauer(3.9) 7g hop tea
Edme ale yeast
3.試飲
瓶詰め16日後に試飲。味と香りは、ヱビスにちょっと似ている。これはHallertauerのためだろう。しかし、DMS臭があるようで、すっきりしない。さらに熟成が必要のようだ。(99.6.1)
瓶詰めから1月半。すっきりした味わい。フルーティーだがフルーティーすぎず、ドライだがドライすぎず、バランスがすこぶる良い。さすがは、Papazianのレシピである。(99.6.29)