第22回 ヴァイツェン
1.ヴァイツェンに再挑戦

 ヴァイツェンは、第16回で作っている。ヴァイツェンの香りは出せたものの、ワートの濃度が低すぎて失敗に終わった。今回は、ワートの濃度に気をつけての再挑戦である。ただし、手元に小麦麦芽はない。650gの小麦モルト缶があるだけだ。レシピは変則的にならざるを得ない。

2.仕込みから瓶詰めまで

 レシピは、次の通りである。

Weizen 13L
Alexander Wheat Malt Extract 650g
Alexander Pale Malt Extract 650g
Pale malt 600g
Flour 300g
Northern Brewer (6.7)9g 60min.
Tettnanger 14g 60min.
銀河高原ビール酵母

 全糖分に占める小麦の比率は、推定で40%。やや少ないが、今回はこれで我慢することにする。Pale maltを湯に溶き、小麦粉を加えて糖化する。時間は多めに取る。プロテインレストを60分、糖化に90分。読書しながらの作業である。
 やはり、ワートを取るのに手こずる。ロータリング作業は、かなりの苦痛。かなりくたびれた。
 酵母は、銀河高原ビールから取ったもの。やや製造から時間がたっていたせいか、予備発酵はうまく進まない。仕方なく、まだ発酵が確認できない段階でワートに投入した。案の定、発酵開始まで2日かかってしまった。
 瓶詰めは12日目。かなり時間をとったつもりだったが、それでも若ビールの透明度は低かった。なにより、タンパク質と思われる浮遊物が多い。それも、瓶詰め後はかなり速やかに沈殿してくれた。(99.4.13)

3.試飲

 味がやや重い。モルティな味がして、ヴァイツェンらしいさわやかさに欠ける。香りは確かにヴァイツェンなんだが。熟成すれば、洗練されてくるだろうか。(99.5.4)

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