「奥玉音頭」の制作発表や自治会の踊り等演じられる=第50回民芸大会=11/18
漆原栄美子民謡ショー」や各自治会・民族芸能団体等18団体220人が出演

第50回奥玉地区民芸大会(奥玉振興協議会・奥玉公民館主催)は、11月18日千厩維新館で開催されました。千葉吉美大会長から開会あいさつがありました。
 展示コーナーでは、各自治会活動展や女性作品などのほか写真・俳句・絵画展、奥玉保育園・奥玉小児童の絵画や工作展示、里山塾コーナーのパッチワーク、寄せ植え展示など約500点が展示されました。(写真下左)婦人会によるバザーや食堂も開設されました。 発表部門では、奥玉保育園児のリズム「よさこいエイサー」、奥玉小学校1〜3年生による「チュチュートレイン」等のダンスに続き奥玉神楽同好会の「大蛇退治」、大平打ちばやし(写真下右) 、花貫伊勢神楽、詩吟、新舞踊や各自治会による踊りなど盛りだくさんの演技が披露されました。
50回記念事業として「奥玉音頭」制作発表会も行われ、各自治会からの踊り手も加わり奥玉の新しいイメージソングが誕生しました。作詞は、制作委員会、作曲と振付は岩手の民謡歌手・漆原栄美子さんが担当し、歌いやすく総踊りに会場も熱気に包まれました。(写真上左右)その後、漆原栄美子民謡ショーも行われました。18団体約220人が出演し、延べ700人以上の方々が鑑賞しました。
 昼時間には、「空から見た奥玉」の特別上映もされ、空撮を楽しみました。協賛事業としてひなた苑を会場に大滝博子人形展も開催され、盛況を博しました。

一関市の名峰・室根山頂付近のツツジ満開に=各地から訪れる
一関市千厩町奥玉・室根町・大東町にまたがる名峰、室根山にはヤマツツジやレンゲツツジ約20万本が群生。例年より1週間遅れの満開で、山頂付近は、6月9日〜10日にかけて見頃を迎えます。赤一色のじゅうたんを敷き詰めた光景に満喫している観光客が各地から訪れていました。写真下は、6月7日午後に撮影したもので、緑と赤のコントラストが最高でした。


室根山駐車場付近から室根山頂方向を望む

室根山頂からレストハウスを望む

「山頂へ約3分。」ツツジが温かく迎えてくれる

室根山レストハウスから奥玉方面を望む

2012年春、奥玉の満開の桜だより= 例年より遅い開花
奥玉にもやっと桜の季節を迎え、4月28日の暖かさで一気に満開状態となり、例年より遅い本格的春の訪れです。(写真下)
29日には、飛ケ森キャンプ場開きも行われ、多くの参加で根山打ちばやしや野点を楽しみ、野外シーズンの幕開けです。また、農作業も本格化、水田作業や畑作、たばこ、トマト、小菊、ピーマンの植え付け作業も見受けられます。


寺ノ沢・安養寺前の桜=4月28日

橘城の桜と室根山を望む=4月28日

種まき桜が満開に=4月29日撮影

奥玉公民館前の桜=4月29日撮影

「みんなで紡ぐ きずな×きずな」テーマにパッチワーク・キルトまつりインおくたま
各種団体の協力得て約千点の作品展示。1,000名が入場=3月24~25日
「みんなで紡ぐ きずな×きずな」をテーマに奥玉公民館(佐藤広徳館長) とせんまや里山塾自主講座奥玉パッチワーク学習会(千葉由子代表)が主催する「パッチワーク・キルトまつりインおくたま」が、3月24日〜25日の2日間、奥玉公民館を会場に開催され、両日で1,000名を超える入場がありました。開会セレモニーでは主催者を代表して奥玉パッチワーク学習会代表の千葉由子さんがあいさつ。(写真左上)「受講生自らが学習計画を立て、小物から大きな作品作り、目標としていたフレンドリーパッチワークが完成しました。作品を披露する場をと考え、今回のパッチワーク・キルトまつりを企画しました。展示する作品は、私たちの作品はもとより、一関市内の公民館を拠点として活動するグループの協力を得て、およそ千点の作品が集まり、両磐地域職業訓練センターパッチワーク教室が中心となり、展示作業を進めました。被災地の一日も早い復興を願いながら、新しい作品にも挑戦していきたい。ゆっくりご覧いただきたい。」と述べました。
パッチワークやキルトの魅力に触れ、「絆」の大切さを感じとっていました。会場には東京キルト祭奨励賞「絆」の特別展示や古布の販売、コーヒーコーナー、直接指導会(写真右下)や映画「キルトに綴る愛」の上映もあり愛好者は、作品の多さにびっくりしていました。

「金」と関わり深い奥玉の地を守るために橘城(奥玉城)は重要な位置づけ
〜地域お宝歴史講演会で元北上市立博物館長の本堂寿一氏が講演=3月10日〜
 「中世における橘城(奥玉城)の役割と暮らしについて」と題して地域お宝歴史講演会が、3月10日奥玉公民館で開催された。講師には中世の城郭に詳しい元北上市立博物館長の本堂寿一氏を迎えて、60名が耳を傾けた。(写真上と下左)
@中世以前の東磐井地方では、安部・藤原時代の東山の金についてでは、「馬」より「金」が求められた時代で「奥玉保」として特別の位置づけがあった。藤原氏と橘城に入城した佐藤氏は、縁戚関係。A鎌倉・南北朝時代は、葛西家臣団による支配が奥玉でもあった。B室町・戦国時代の葛西一族と城舘の発達、特に橘城(奥玉城)をめぐる位置づけについて解説。橘城は、広大な城で午生連舘の方が古いが、橘城から見える舘(7ヶ所)とともに個別ではなく全体として奥玉の地を守ったことがうかがわれる。また、橘城下には町並みが、城内には屋敷が形成され、それらを支える生活があった。C葛西領における動乱と一族の盛衰についてD奥州仕置による葛西氏の滅亡によって橘城も役割は終えた。
この講演会は、23年度一関地域おこし事業「史蹟が語る勾玉の郷・奥玉野外博物館」事業(主体・奥玉愛林公益会)の一環として開かれた。中奥玉エリアの史跡整備や説明看板・標柱の設置、説明パンフレット(写真下右)作成などを通じ後世に郷土の素晴らしさを伝承しようと事業展開された。

千厩商店街を色どる「第5回せんまやひなまつり」=各地から訪れる
第5回せんまやひなまつりが、千厩酒のくら交流施設をメインに会場に千厩商店街45店舗で段飾りやつるし雛が華やかに飾られています。期間は2月11日から3月4日まで。メイン会場には明治、大正などの段飾りや地区民手作りのつるし雛など数多く飾られ多くの観光客でにぎわっていました。恒例のスタンプラリーや大正琴演奏などの各種イベント、期間限定のひなまつり弁当やひなまつりコース料理など応援する形で6店の食堂などが提供している。女性たちの手で作られたつるし雛や俳句同好者が各店舗に短冊を飾るなど町全体が子どもの成長を応援している温かなおもてなしの心とともに漂っていました。メイン会場は、入場料100円。店舗は無料で自由に鑑賞できる。

メイン会場の千厩酒のくら交流施設の段飾りなど

元気と笑顔で応対する伊惣店内のつるしびな飾り

ひなまつりコース料理の一部=レストランあさひやさん。

ウインドウ越しに見入る観光客=村権商店前

「絆」を大切にし、復興元年平和で幸せの多い年でありますように
昨年は言葉に言い尽くせない東日本大震災に見舞われ、自然の力に人間の力が及ばないことを思い知らされました。 今年はその復旧復興に大きな一歩を踏み出し、平和で幸せの多い年でありますよう祈念するものです。引き続き被災地に思いを寄せ、復興の後押しをしていきましょう。奥玉の地でもおだやかな新春を迎えました。旧奥玉中学校跡地には奥玉保育園に隣接して特別養護老人ホーム「ひなた苑」が4月1日の開所向け工事が急ピッチで進められています。学び舎の面影はなくなりましたが、未来を託す子供たちの声と、永年地域に貢献してきたお年寄りの方々の憩いの場として生まれ変わります。

新春の林ノ沢観音堂と鬼子母神

新春の桜森神社(伊勢社)

橘城跡から室根山を望む

工事中の特別養護老人ホーム


バックナンバーはこちら