
Precious Moments 455970 Flight Into Egypt |
12月28日(日)
教会学校中高科分級「エジプトへ」
暗唱聖句(詩91編11節)
主はあなたのために、御使いに命じて
あなたの道のどこにおいても
守らせてくださる。
みなさんクリスマスは楽しかったですか。デートかで、イブの集いに来られなかった人のために、今週もクリスマスのお話をします。クリスマスに赤ちゃんイエス様を礼拝した人は、先週お話した、羊飼いさんのほかに、3人の博士がいますね。今日はその占星術の博士のお話です。
聖書(マタイによる福音書2章)
2:1 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、
2:2 言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」
2:3 これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。
2:4 王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。
2:5 彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
2:6 『ユダの地、ベツレヘムよ、/お前はユダの指導者たちの中で/決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、/わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
2:7 そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。
2:8 そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。
2:9 彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。
2:10 学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
2:11 家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
2:12 ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。
2:13 占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」
2:14 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、
2:15 ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
2:16 さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。
2:17 こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。
2:18 「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、/慰めてもらおうともしない、/子供たちがもういないから。」
2:19 ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、
2:20 言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」
2:21 そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。
2:22 しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、
2:23 ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。
言葉の意味
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1節 ヘロデ王・・・イエス様がお生まれになった時代に、ローマ皇帝の認可の下に、ユダヤを治めていた王様。半分外国人の血が混じっていたということです。 占星術・・・よくキリスト教は占いを禁じているのではないかと誤解している人がいますが、星占いや風水など科学的な占いまで禁じているわけではありません。
3節 不安を抱いた・・・ヘロデ王は、自分の知らない王が出て、自分の王位を脅かすことを心配したのでしょう。平和を好むエルサレムの人たちも、政変を心配しました。
4節 メシア・・・救い主の意味。
5節 預言者・・・ミカのこと。ミカ書5章1節参照
(5:1 エフラタのベツレヘムよ/お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために/イスラエルを治める者が出る。彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。)
11節 幼子・・・このときイエス様は、先週のお話のような、生まれたての赤ちゃんではなく、少し成長していたと思われます。16節で2歳以下の男の子を殺させたともあります。 乳香、没薬・・・乳香は、化粧品の乳液のようなものか。没薬は死者を葬るときなどに使われる、薬品。どちらも黄金と同じように、大変高価なものでした。
15節 預言者・・・ホセアのこと。ホセア書11章1節参照。直接には、昔モーセがエジプトからイスラエルの民を脱出させたことを言っているようですね。
(11:1 まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。エジプトから彼を呼び出し、わが子とした。)
17節 預言者エレミヤ・・・エレミヤ書31章15節参照。
(31:15 主はこう言われる。ラマで声が聞こえる/苦悩に満ちて嘆き、泣く声が。ラケルが息子たちのゆえに泣いている。彼女は慰めを拒む/息子たちはもういないのだから。)
18節 ラケル・・・ラケルはイスラエル12部族の祖先ヤコプ(またの名をイスラエル)の妻の1人。ここではイスラエルの国民の母を代表しています。ラマにはラケルの墓があったと言われています。
23節 預言者・・・この預言者は、今では失われているためか、旧約聖書にはありません。ナザレは比較的新しい町で、旧約聖書には記述がないそうです。
考えてみましょう
@ 今日の暗唱聖句を読んで見ましょう。悪いヘロデ王の手から、幼子イエス様を守るために、神様はどんなことをしてくださいましたか。
A この一年を振り返り、神様に守られたと感じたことがあったら、よかったら教えてください。
お知らせ
ことしは、元旦礼拝はありません。新年は1月4日(日)の教会学校からです。ではみなさんいいお年を。
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今週の祈り
「神様。一年間、守ってくださってありがとうございました。元気で新しい年を迎えることができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
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