11月23日(日)教会学校中高科分級「バプテスマを受けた外国人」

暗唱聖句(コリントの信徒への手紙一12章3節)
聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。

 先週は、フィリポさんがサマリアにイエス様の福音を伝えたお話でしたね。サマリア伝道が大成功に終わると、神様はフィリポさんに新しい使命をお与えになりました。今日の聖書を読んで見ましょう。

読んでいることがお分かりになりますか

聖書(使徒言行録8章26〜40節)

8:26 さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザへ下る道に行け」と言った。そこは寂しい道である。 8:27 フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピア人の宦官が、エルサレムに礼拝に来て、 8:28 帰る途中であった。彼は、馬車に乗って預言者イザヤの書を朗読していた。 8:29 すると、“霊”がフィリポに、「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と言った。
8:30 フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、「読んでいることがお分かりになりますか」と言った。 8:31 宦官は、「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と言い、馬車に乗ってそばに座るようにフィリポに頼んだ。 8:32 彼が朗読していた聖書の個所はこれである。「彼は、羊のように屠り場に引かれて行った。毛を刈る者の前で黙している小羊のように、/口を開かない。 8:33 卑しめられて、その裁きも行われなかった。だれが、その子孫について語れるだろう。彼の命は地上から取り去られるからだ。」 8:34 宦官はフィリポに言った。「どうぞ教えてください。預言者は、だれについてこう言っているのでしょうか。自分についてですか。だれかほかの人についてですか。」 8:35 そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。
8:36 道を進んで行くうちに、彼らは水のある所に来た。宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」 8:37 フィリポが、「真心から信じておられるなら、差し支えありません」と言うと、宦官は、「イエス・キリストは神の子であると信じます」と答えた。 8:38 そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。 8:39 彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びにあふれて旅を続けた。 8:40 フィリポはアゾトに姿を現した。そして、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行った。

言葉の意味

26節 フィリポ・・・イエス様の高名な弟子の一人。12弟子の一人のフィリポとは別人。
27節 エチオピア・・・北東アフリカの内陸国。今でもキリスト教徒がいるそうです。他のキリスト教国と地理的に離れていたため、独自の風習があるそうです。 宦官(かんがん)・・・昔、女王や皇后など女性の皇族に仕えた、去勢された男性の役人。もちろん基本的人権に反するとんでもない事ですので、現在は宦官の制度のある国はありません。
29節 “霊”・・・三位一体の聖霊様のこと。霊は神様の一種ですから、26節の天使より偉い存在です。39節の主の霊も聖霊。なお霊といっても、すべてが聖霊様ではなく、悪霊もあります。悪霊は聖霊様とは関係ありません。
32節 聖書の個所・・・旧約聖書イザヤ書参照
(イザヤ53:7 苦役を課せられて、かがみ込み/彼は口を開かなかった。屠り場に引かれる小羊のように/毛を切る者の前に物を言わない羊のように/彼は口を開かなかった。 53:8 捕らえられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。彼の時代の誰が思い巡らしたであろうか/わたしの民の背きのゆえに、彼が神の手にかかり/命ある者の地から断たれたことを。)
34節 預言者・・・イザヤ書を書いたイザヤのこと。イザヤは数人いたといわれていますが、聖書史の第一級の預言者として知られています。
36節 洗礼(せんれい)・・・バプテスマとも言います。教会では正式な教会員になるときに洗礼を受けます。
37節 ・・・37節は欠けている聖書もあります。

考えてみましょう

@ ガザへ下る道に行くようにとフィリポに命じたのはどなたですか。

A 神様は、何のためにフィリポをその道に行かせたのですか。

B エチオピアの役人(宦官)は、イエス様のことを知っていましたか。

C 聖書には詳しく書かれていませんが、フィリポは役人にどんなお話をしてあげたと思いますか。

D 役人は、イエス様を信じてとても喜んで帰っていきました。どうしてそんなにうれしかったのでしょうか。

E 神様は、たった一人の役人を救うためにフィリポを遣わしました。神様は、私たち一人一人に目を留めてくださるお方ですね。そのことを心から感謝しましょう。

今週の祈り

「神様。私たち一人一人に目を留めて、教会学校へと導いてくださってありがとうございます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

お知らせ

今日は収穫感謝の日です。豚汁がありますから、楽しみに来てね。
こどもクリスマス会は12月14日(日)午後3時からです。みんなで「カナの結婚式」という劇をやることになりました。一緒に劇やりたい人は教会学校へ来てね。毎週分級の時間に練習します。

今週の讃美歌500番
「御霊なる清き神」

1.御霊(みたま)なる清き神/我が弱き魂(たましい)を/主のもとに導きて/隠れしめたまえかし/
(おりかえし)御霊よ御霊よ/我が魂(たま)ぞあこがるる/縋(すが)りまつる手をば取りて/主に導きたまえかし。

2.おののける手をささぐ/願わくは取りたまえ/み恵みの君(きみ)ならで/誰(たれ)か良く主を示さん/
3.値(あたい)なき我が身をも/涙なく死もあらぬ/永久(とこしえ)の御国(みくに)へと/君はしも入(い)れたまわん/
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。