10月5日(日)教会学校中高科分級 「十二使徒の補充」

暗唱聖句(使徒言行録3章15節)
神はこの方を死者の中から復活させてくださいました。
わたしたちは、このことの証人です。

 今月と来月は使徒言行録を勉強します。使徒言行録とは、新約聖書の4つの福音書の次の巻で、イエス様が天に帰られてからの、弟子たちの働きが書かれています。

The Ascension by Andrea Mantegna
(1431-1506), Uffizi Gallery, Florence

聖書(使徒言行録1章)

1:1 -2 テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。 1:2 1:3 イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。 1:4 そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。 1:5 ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」
1:6 さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。 1:7 イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。 1:8 あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」 1:9 こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。 1:10 イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、 1:11 言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」
1:12 使徒たちは、「オリーブ畑」と呼ばれる山からエルサレムに戻って来た。この山はエルサレムに近く、安息日にも歩くことが許される距離の所にある。 1:13 彼らは都に入ると、泊まっていた家の上の部屋に上がった。それは、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダであった。 1:14 彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。
1:15 そのころ、ペトロは兄弟たちの中に立って言った。百二十人ほどの人々が一つになっていた。 1:16 「兄弟たち、イエスを捕らえた者たちの手引きをしたあのユダについては、聖霊がダビデの口を通して預言しています。この聖書の言葉は、実現しなければならなかったのです。 1:17 ユダはわたしたちの仲間の一人であり、同じ任務を割り当てられていました。 1:18 ところで、このユダは不正を働いて得た報酬で土地を買ったのですが、その地面にまっさかさまに落ちて、体が真ん中から裂け、はらわたがみな出てしまいました。 1:19 このことはエルサレムに住むすべての人に知れ渡り、その土地は彼らの言葉で『アケルダマ』、つまり、『血の土地』と呼ばれるようになりました。 1:20 詩編にはこう書いてあります。『その住まいは荒れ果てよ、/そこに住む者はいなくなれ。』/また、/『その務めは、ほかの人が引き受けるがよい。』 1:21 -22 そこで、主イエスがわたしたちと共に生活されていた間、つまり、ヨハネの洗礼のときから始まって、わたしたちを離れて天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証人になるべきです。」 1:22 1:23 そこで人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいうヨセフと、マティアの二人を立てて、 1:24 次のように祈った。「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。 1:25 ユダが自分の行くべき所に行くために離れてしまった、使徒としてのこの任務を継がせるためです。」 1:26 二人のことでくじを引くと、マティアに当たったので、この人が十一人の使徒の仲間に加えられることになった。

言葉の意味

1:1-2 テオフィロ・・・ローマ政府の高官らしいけど、歴史上に名が残っていないので詳細不明です。架空の人物だという人もいますが、冗談で聖書を書いたわけではないので、実在の人物でしょう。 第一巻・・・ルカによる福音書のこと。使徒言行録もルカが書いたといわれます。
1:7 イエス・・・イエス様が復活されてから40日目の出来事。7×5=35で35日目が日曜日だから、40日目は木曜日にあたります。
1:11 ガリラヤ・・・イエス様が生まれたのはベツレヘムでしたが、暮らしていたのはガリラヤのナザレでしたので、弟子たちもガリラヤの人が多かったです。
1:13 ヤコブの子ユダ・・・イエス様を裏切ったユダ(イスカリオテのユダ)とは別の弟子。
1:14 イエスの兄弟・・・イエス様には弟もいたようです。もちろんイエス様だけが、神の子で、弟は普通の人間でした。
1:20 詩編・・・イスラエルの偉大な王ダビデが書いた詩を多く含む旧約聖書の巻。
(参照 詩編69:26 彼らの宿営は荒れ果て/天幕には住む者もなくなりますように。 109:8 彼の生涯は短くされ/地位は他人に取り上げられ 109:9 子らはみなしごとなり/妻はやもめとなるがよい。)

考えてみましょう

@ イエス様が天に昇られるとき、弟子たちに何と言われましたか。

A 新しく十二使徒の仲間に入るには、どんな条件がありましたか。どうしてその条件が必要だったのでしょうか。

B 私たちは、イエス様の最初からの弟子でも、復活を目撃したわけでもありません。では、私たちは、何をもって主の復活の証人と言えるのでしょうか。

C 新しい使徒はどのようにして選ばれましたか。

D 大切なことを決める場合、自分の希望を優先させていませんか。みこころが示されるまで祈りましょう。

今週の祈り

「神様。私たちも、イエス様がよみがえられたことをだれかに教えてあげられますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

今週の讃美歌578番
「用いたまえ我が主よ」

1.主の愛の汝(な)がうちに/満ちあふれ居(お)るとき/主の用いたもう手は/すみやかに伸ばされん/
(おりかえし) 用いたまえ我が主よ/用いたまえ我れをも/み恵みを取り次ぐに/通りよき管(くだ)として。

2.滅びゆく魂(たましい)を/重荷とはなさずや/何ゆえに主の救い/人々に語らぬ/
3.通りよき管(くだ)となり/み恵みを取り次がん/み霊(たま)にて満ちあふれ/み栄えをあらわさん/
み霊=聖霊
うちの教会では楽譜どおりに歌ってないので、最後の4小節少し変えました。
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。