9月7日(日)教会学校中高科分級 「ダビデとソロモン」

暗唱聖句(詩40編9、10節)
わたしの神よ、御旨を行うことをわたしは望み/あなたの教えを胸に刻み
大いなる集会で正しく良い知らせを伝え/決して唇を閉じません。

 夏休みの新約聖書の学びをはさんで、また旧約聖書に戻ります。前回は、イスラエルの首都をエルサレムに定め、契約の箱(十戒の板などを収めた箱。御神体や神様そのものではないが、神様のご臨在の象徴として大切にされた)がエルサレムに運び込まれたところまで学びました

聖書1(サムエル記下7章)

7:1 王は王宮に住むようになり、主は周囲の敵をすべて退けて彼に安らぎをお与えになった。 7:2 王は預言者ナタンに言った。「見なさい。わたしはレバノン杉の家に住んでいるが、神の箱は天幕を張った中に置いたままだ。」 7:3 ナタンは王に言った。「心にあることは何でも実行なさるとよいでしょう。主はあなたと共におられます。」 7:4 しかし、その夜、ナタンに臨んだ主の言葉は次のとおりであった。 7:5 「わたしの僕ダビデのもとに行って告げよ。主はこう言われる。あなたがわたしのために住むべき家を建てようというのか。 7:6 わたしはイスラエルの子らをエジプトから導き上った日から今日に至るまで、家に住まず、天幕、すなわち幕屋を住みかとして歩んできた。 7:7 わたしはイスラエルの子らと常に共に歩んできたが、その間、わたしの民イスラエルを牧するようにと命じたイスラエルの部族の一つにでも、なぜわたしのためにレバノン杉の家を建てないのか、と言ったことがあろうか。 7:8 わたしの僕ダビデに告げよ。万軍の主はこう言われる。わたしは牧場の羊の群れの後ろからあなたを取って、わたしの民イスラエルの指導者にした。 7:9 あなたがどこに行こうとも、わたしは共にいて、あなたの行く手から敵をことごとく断ち、地上の大いなる者に並ぶ名声を与えよう。 7:10 わたしの民イスラエルには一つの所を定め、彼らをそこに植え付ける。民はそこに住み着いて、もはや、おののくことはなく、昔のように不正を行う者に圧迫されることもない。 7:11 わたしの民イスラエルの上に士師を立てたころからの敵をわたしがすべて退けて、あなたに安らぎを与える。主はあなたに告げる。主があなたのために家を興す。 7:12 あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。 7:13 この者がわたしの名のために家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえに堅く据える。 7:14 わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。彼が過ちを犯すときは、人間の杖、人の子らの鞭をもって彼を懲らしめよう。 7:15 わたしは慈しみを彼から取り去りはしない。あなたの前から退けたサウルから慈しみを取り去ったが、そのようなことはしない。 7:16 あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。」
7:17 ナタンはこれらの言葉をすべてそのまま、この幻のとおりにダビデに告げた。 7:18 ダビデ王は主の御前に出て座し、次のように言った。「主なる神よ、何故わたしを、わたしの家などを、ここまでお導きくださったのですか。 7:19 主なる神よ、御目には、それもまた小さな事にすぎません。また、あなたは、この僕の家の遠い将来にかかわる御言葉まで賜りました。主なる神よ、このようなことが人間の定めとしてありえましょうか。 7:20 ダビデはこの上、何を申し上げることができましょう。主なる神よ、あなたは僕を認めてくださいました。 7:21 御言葉のゆえに、御心のままに、このように大きな御業をことごとく行い、僕に知らせてくださいました。 7:22 主なる神よ、まことにあなたは大いなる方、あなたに比べられるものはなく、あなた以外に神があるとは耳にしたこともありません。 7:23 また、この地上に一つでも、あなたの民イスラエルのような民がありましょうか。神は進んでこれを贖って御自分の民とし、名をお与えになりました。御自分のために大きな御業を成し遂げ、あなたの民のために御自分の地に恐るべき御業を果たし、御自分のために、エジプトおよび異邦の民とその神々から、この民を贖ってくださいました。 7:24 主よ、更にあなたはあなたの民イスラエルをとこしえに御自分の民として堅く立て、あなた御自身がその神となられました。 7:25 主なる神よ、今この僕とその家について賜った御言葉をとこしえに守り、御言葉のとおりになさってください。 7:26 『万軍の主は、イスラエルの神』と唱えられる御名が、とこしえにあがめられますように。僕ダビデの家が御前に堅く据えられますように。 7:27 万軍の主、イスラエルの神よ、あなたは僕の耳を開き、『あなたのために家を建てる』と言われました。それゆえ、僕はこの祈りをささげる勇気を得ました。 7:28 主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です。あなたは僕にこのような恵みの御言葉を賜りました。 7:29 どうか今、僕の家を祝福し、とこしえに御前に永らえさせてください。主なる神よ、あなたが御言葉を賜れば、その祝福によって僕の家はとこしえに祝福されます。」

聖書2(歴代誌上22、29章)

22:1 そこでダビデは言った。「神なる主の神殿はここにこそあるべきだ。イスラエルのために焼き尽くす献げ物をささげる祭壇は、ここにこそあるべきだ。」 22:2 ダビデは、イスラエル国内の寄留民を集めるよう命じ、彼らを神殿造営に必要な切り石を切り出すための採石労働者に任じた。 22:3 ダビデはまた門の扉の釘とちょうつがいを造るために鉄を大量に準備した。青銅もおびただしく、量ることができず、 22:4 レバノン杉も、シドン人とティルス人が大量にダビデのもとに運んで来たので、その数は分からなかった。 22:5 ダビデは、「わが子ソロモンは、主のために壮大な神殿を築き、その名声と光輝を万国に行き渡らせるためにはまだ若くて弱い。わたしが準備しなければならない」と言って、死ぬ前に多くの準備をした。
22:6 ダビデはその子ソロモンを呼び、イスラエルの神、主のために神殿を築くことを命じて、 22:7 ソロモンに言った。「わたしの子よ、わたしはわたしの神、主の御名のために神殿を築く志を抱いていた。 22:8 ところが主の言葉がわたしに臨んで、こう告げた。『あなたは多くの血を流し、大きな戦争を繰り返した。わたしの前で多くの血を大地に流したからには、あなたがわたしの名のために神殿を築くことは許されない。 22:9 見よ、あなたに子が生まれる。その子は安らぎの人である。わたしは周囲のすべての敵からその子を守って、安らぎを与える。それゆえ、その子の名はソロモンと呼ばれる。わたしは、この子が生きている間、イスラエルに平和と静けさを与える。 22:10 この子がわたしの名のために神殿を築く。この子はわたしの子となり、わたしはその父となる。わたしはその王座を堅く据え、とこしえにイスラエルを支配させる。』 22:11 わたしの子よ、今こそ主が共にいてくださり、あなたについて告げられたとおり、あなたの神、主の神殿の建築を成し遂げることができるように。 22:12 賢明に判断し識別する力を主があなたに与え、イスラエルの統治を託してくださり、あなたの神、主の律法を守らせてくださるように。 22:13 あなたは、主がイスラエルのために、モーセにお授けになった掟と法を行うよう心掛けるなら、そのとき成し遂げることができる。勇気をもて。雄々しくあれ。恐れてはならない。おじけてはならない。 22:14 見よ、わたしは苦労して主の神殿のために金十万キカル、銀百万キカルを準備した。青銅も鉄もおびただしくて量りきれない。材木も石材も準備した。更に増し加えるがよい。 22:15 あなたのもとには多くの職人、採石労働者、石工、大工、あらゆる分野のあらゆる達人がおり、 22:16 金、銀、青銅、鉄も数えきれない。立ち上がって実行せよ。主が共にいてくださるように。」 22:17 ダビデは、その子ソロモンを支援するように、イスラエルの高官たちすべてに命じた。 22:18 「あなたたちの神、主は、あなたたちと共にいて、周囲の者たちからあなたたちを守り、安らぎを与えられたではないか。主がこの地の住民をわたしの手に渡され、この地は主とその民の前に従うようになったからである。 22:19 今こそ、心と魂を傾けてあなたたちの神、主を求め、神なる主の聖所の建築に立ち上がれ。主の御名のために建てられる神殿に、主の契約の箱と神の聖なる祭具を運び入れよ。」

言葉の意味

歴代誌下22:14 キカル・・・1キカルは約34.2kg。とすると10万キカルは342万kg、3420トンになります。どう考えても誇大表示か。

考えてみましょう

@ 神殿を建てるのは自分ではないと聞いたダビデは、どんな気持ちだったと思いますか。

A 自分の計画や願いが神様のみこころにかなっているかどうか、どうしたらわかるでしょうか。

B 自分の計画や願いと神様のご計画が違うとわかったら、どうしたら神様に喜ばれると思いますか。今日のダビデの態度から考えてみましょう。

今週の祈り

「神様。神様のお考えに喜んで従う人になれますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

今週の讃美歌502番
「いとも畏し、イェスの恵み」

1.いとも畏(かしこ-)し、イェスの恵(め-ぐ)み/罪に死にたる、身(み-)をも活(い-)かす/主よりたまわる、天(あめ)の糧(かて-)に/飢(う)えし心も、飽き足(た)らいぬ/
[おりかえし] 世にある限り、君(きみ)の栄えと/慈(いつく)し-みとを、語り伝えん。

2.救いの恵(めぐ-)み、告(つ)ぐる我(わ-れ)は/楽しみあふれ、歌(う-た)とぞ-なる/滅びを出(い)でし、この喜(よろこ-)び/あまねくひとに、得させまほし/
3.奇(くす)しき恵(めぐ-)み、あまねく-満ち/あるに甲斐なき、我(わ-れ)をも-召(め)し/天(あま)つ世嗣(よつぎ)と、なしたまえ-ば/たれか洩(も)るべき、主の救いに/
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。