Samuel anointed Saul

7月6日(日)教会学校中高科分級
「我らに王を」

暗唱聖句(申命記8章6節)
あなたの神、主の戒めを守り、主の道を歩み、
彼を畏(おそ)れなさい。

 ヨシュアが民を引き連れて、カナンの地に入ってからこのときまで、イスラエルには王がいなく、士師と呼ばれる宗教上の指導者が治めていました。しかしかつて、サムエルの師エリの息子たちが父の道を歩まなかったように、サムエルさんの息子たちも、悪事を働きます。怒ったイスラエルの民は、王を要求します。

聖書(サムエル記上8〜10章)

8:1 サムエルは年老い、イスラエルのために裁きを行う者として息子たちを任命した。 8:2 長男の名はヨエル、次男の名はアビヤといい、この二人はベエル・シェバで裁きを行った。 8:3 しかし、この息子たちは父の道を歩まず、不正な利益を求め、賄賂を取って裁きを曲げた。 8:4 イスラエルの長老は全員集まり、ラマのサムエルのもとに来て、 8:5 彼に申し入れた。「あなたは既に年を取られ、息子たちはあなたの道を歩んでいません。今こそ、ほかのすべての国々のように、我々のために裁きを行う王を立ててください。」
8:6 裁きを行う王を与えよとの彼らの言い分は、サムエルの目には悪と映った。そこでサムエルは主に祈った。 8:7 主はサムエルに言われた。「民があなたに言うままに、彼らの声に従うがよい。彼らが退けたのはあなたではない。彼らの上にわたしが王として君臨することを退けているのだ。 8:8 彼らをエジプトから導き上った日から今日に至るまで、彼らのすることといえば、わたしを捨てて他の神々に仕えることだった。あなたに対しても同じことをしているのだ。 8:9 今は彼らの声に従いなさい。ただし、彼らにはっきり警告し、彼らの上に君臨する王の権能を教えておきなさい。」
8:10 サムエルは王を要求する民に、主の言葉をことごとく伝えた。 8:11 彼はこう告げた。「あなたたちの上に君臨する王の権能は次のとおりである。まず、あなたたちの息子を徴用する。それは、戦車兵や騎兵にして王の戦車の前を走らせ、 8:12 千人隊の長、五十人隊の長として任命し、王のための耕作や刈り入れに従事させ、あるいは武器や戦車の用具を造らせるためである。 8:13 また、あなたたちの娘を徴用し、香料作り、料理女、パン焼き女にする。 8:14 また、あなたたちの最上の畑、ぶどう畑、オリーブ畑を没収し、家臣に分け与える。 8:15 また、あなたたちの穀物とぶどうの十分の一を徴収し、重臣や家臣に分け与える。 8:16 あなたたちの奴隷、女奴隷、若者のうちのすぐれた者や、ろばを徴用し、王のために働かせる。 8:17 また、あなたたちの羊の十分の一を徴収する。こうして、あなたたちは王の奴隷となる。 8:18 その日あなたたちは、自分が選んだ王のゆえに、泣き叫ぶ。しかし、主はその日、あなたたちに答えてはくださらない。」
8:19 民はサムエルの声に聞き従おうとせず、言い張った。「いいえ。我々にはどうしても王が必要なのです。 8:20 我々もまた、他のすべての国民と同じようになり、王が裁きを行い、王が陣頭に立って進み、我々の戦いをたたかうのです。」 8:21 サムエルは民の言葉をことごとく聞き、主の耳に入れた。 8:22 主はサムエルに言われた。「彼らの声に従い、彼らに王を立てなさい。」サムエルはイスラエルの人々に言った。「それぞれ、自分の町に帰りなさい。」
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10:17 サムエルはミツパで主のもとに民を呼び集めた。 10:18 彼はイスラエルの人々に告げた。「イスラエルの神、主は仰せになる。『イスラエルをエジプトから導き上ったのはわたしだ。わたしがあなたたちをエジプトの手から救い出し、あなたたちを圧迫するすべての王国からも救い出した』と。 10:19 しかし、あなたたちは今日、あらゆる災難や苦難からあなたたちを救われたあなたたちの神を退け、『我らの上に王を立ててください』と主に願っている。よろしい、部族ごと、氏族ごとに主の御前に出なさい。」
10:20 サムエルはイスラエルの全部族を呼び寄せた。ベニヤミン族がくじで選び出された。 10:21 そこでベニヤミン族を氏族ごとに呼び寄せた。マトリの氏族がくじで選び出され、次にキシュの息子サウルがくじで選び出された。人々は彼を捜したが、見つからなかった。 10:22 そこで、主に伺いを立てた。「その人はここに来ているのですか。」主は答えられた。「見よ、彼は荷物の間に隠れている。」 10:23 人々は走って行き、そこから彼を連れて来た。サウルが民の真ん中に立つと、民のだれよりも肩から上の分だけ背が高かった。
10:24 サムエルは民全体に言った。「見るがいい、主が選ばれたこの人を。民のうちで彼に及ぶ者はいない。」民は全員、喜び叫んで言った。「王様万歳。」 10:25 サムエルは民に王の権能について話し、それを書に記して主の御前に納めた。それから、サムエルはすべての民をそれぞれの家に帰した。 10:26 サウルもギブアの自分の家に向かった。神に心を動かされた勇士たちは、サウルに従った。 10:27 しかしならず者は、「こんな男に我々が救えるか」と言い合って彼を侮り、贈り物を持って行かなかった。だがサウルは何も言わなかった。

言葉の意味

8:2 ベエル・シェバ・・・ラマより約100km。イスラエルの南端。
10:20 くじ・・・紙面の都合で割愛しましたが、9〜10章の前半で、サムエルは前もって、密かにサウルを王に任命しています。ぐじと一致したところがすごいことです。

考えてみましょう

@ 8章11〜18節を読んで見ましょう。神様は王様をよく思っていなかったことが分かりますね。しかし結局は王を立てることを承諾されました。どうしてだと思いますか。

A 今日の聖書箇所では、サムエルさんのような先見者(当時は預言者のことを先見者と呼んでいました)が、神と民との間にたって、どのような仕事をしていたか、よく分かりますね。どのような役目だったでしょうか。

B 今日の暗唱聖句を読んで見ましょう。神様はイスラエルの王に何を期待しておられたでしょうか。

今週の祈り

「神様。私たちを守ってくださる神様のおことばに、いつも従うことができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

お知らせ

先週の子ども会はたのしかったですね。夏休みには夏期学校もありますよ。毎週教会学校に来てくださいね。

今週の聖歌500番
「み言葉なる光の内」

1.み言葉なる光のうち/主と共に歩まば/行(ゆ)く道筋(みちすじ)照らしたまわん/より頼むわれらに/
(おりかえし) げに主はより頼みて/従(したご)う者を恵みたまわん。

2.み顔の笑み輝くとき/雲霧(くもきり)は消えゆき/疑いなく憂(うれ)いもなし/より頼むわれらに/
3.祭壇(さいだ)に行(ゆ)き身も心も/ささぐると同時に/喜びをば満たしたまわん/より頼むわれらに/
4.いかに清き交わりぞや/妨(さまた)ぐるものなし/昼も夜(よる)も臨在(りんざい)あり/より頼むわれらに/
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。