6月1日(日)教会学校中高科分級
「ギデオンの勝利」
暗唱聖句(申命記20章3、4節)
心ひるむな。恐れるな。慌てるな。
彼らの前にうろたえるな。
あなたたちの神、主が共に進み、
敵と戦って勝利を賜るからである。
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先週は、ミディアン人に奪われるのを免れるため、酒ぶねの中で小麦を打っていた臆病なギデオンが、神様に「あなたはイスラエルを、ミディアン人の手から救い出すことができる。」と言われたお話でしたね。今週はいよいよミディアン人との戦いのお話です。
聖書(士師記7章)
7:1 エルバアル、つまりギデオンと彼の率いるすべての民は朝早く起き、エン・ハロドのほとりに陣を敷いた。ミディアンの陣営はその北側、平野にあるモレの丘のふもとにあった。
7:2 主はギデオンに言われた。「あなたの率いる民は多すぎるので、ミディアン人をその手に渡すわけにはいかない。渡せば、イスラエルはわたしに向かって心がおごり、自分の手で救いを勝ち取ったと言うであろう。
7:3 それゆえ今、民にこう呼びかけて聞かせよ。恐れおののいている者は皆帰り、ギレアドの山を去れ、と。」こうして民の中から二万二千人が帰り、一万人が残った。
7:4 主はギデオンに言われた。「民はまだ多すぎる。彼らを連れて水辺に下れ。そこで、あなたのために彼らをえり分けることにする。あなたと共に行くべきだとわたしが告げる者はあなたと共に行き、あなたと共に行くべきではないと告げる者は行かせてはならない。」
7:5 彼は民を連れて水辺に下った。主はギデオンに言われた。「犬のように舌で水をなめる者、すなわち膝をついてかがんで水を飲む者はすべて別にしなさい。」
7:6 水を手にすくってすすった者の数は三百人であった。他の民は皆膝をついてかがんで水を飲んだ。
7:7 主はギデオンに言われた。「手から水をすすった三百人をもって、わたしはあなたたちを救い、ミディアン人をあなたの手に渡そう。他の民はそれぞれ自分の所に帰しなさい。」
7:8 その民の糧食と角笛は三百人が受け取った。彼はすべてのイスラエル人をそれぞれ自分の天幕に帰らせたが、その三百人だけは引き留めておいた。
ミディアン人の陣営は下に広がる平野にあった。 7:9 その夜、主は彼に言われた。「起きて敵陣に下って行け。わたしは彼らをあなたの手に渡す。
7:10 もし下って行くのが恐ろしいなら、従者プラを連れて敵陣に下り、 7:11
彼らが何を話し合っているかを聞け。そうすればあなたの手に力が加わり、敵陣の中に下って行くことができる。」彼は従者プラを連れて、敵陣の武装兵のいる前線に下って行った。
7:12 ミディアン人、アマレク人、東方の諸民族は、いなごのように数多く、平野に横たわっていた。らくだも海辺の砂のように数多く、数えきれなかった。
7:13 ギデオンが来てみると、一人の男が仲間に夢の話をしていた。「わたしは夢を見た。大麦の丸いパンがミディアンの陣営に転がり込み、天幕まで達して一撃を与え、これを倒し、ひっくり返した。こうして天幕は倒れてしまった。」
7:14 仲間は答えた。「それは、イスラエルの者ヨアシュの子ギデオンの剣にちがいない。神は、ミディアン人とその陣営を、すべて彼の手に渡されたのだ。」
7:15 ギデオンは、その夢の話と解釈を聞いてひれ伏し、イスラエルの陣営に帰って、言った。「立て。主はミディアン人の陣営をあなたたちの手に渡してくださった。」
7:16 彼は三百人を三つの小隊に分け、全員に角笛と空の水がめを持たせた。その水がめの中には松明(たいまつ)を入れさせ、
7:17 彼らに言った。「わたしを見て、わたしのするとおりにせよ。わたしが敵陣の端に着いたら、わたしがするとおりにせよ。
7:18 わたしとわたしの率いる者が角笛を吹いたら、あなたたちも敵の陣営全体を包囲して角笛を吹き、『主のために、ギデオンのために』と叫ぶのだ。」
7:19 ギデオンと彼の率いる百人が、深夜の更の初めに敵陣の端に着いたとき、ちょうど歩哨が位置についたところであった。彼らは角笛を吹き、持っていた水がめを砕いた。
7:20 三つの小隊はそろって角笛を吹き、水がめを割って、松明を左手にかざし、右手で角笛を吹き続け、「主のために、ギデオンのために剣を」と叫んだ。
7:21 各自持ち場を守り、敵陣を包囲したので、敵の陣営は至るところで総立ちになり、叫び声をあげて、敗走した。
7:22 三百人が角笛を吹くと、主は、敵の陣営の至るところで、同士討ちを起こされ、その軍勢はツェレラのベト・シタまで、またタバトの近くのアベル・メホラの境まで逃走した。
7:23 イスラエル人はナフタリ、アシェル、全マナセから集まり、ミディアン人を追撃した。
7:24 ギデオンは、使者をエフライム山地の至るところに送って、言った。「下って来て、ミディアン人を迎え撃ち、ベト・バラまでの水場とヨルダン川を占領せよ。」エフライム人は皆集まって、ベト・バラまでの水場とヨルダン川を占領した。
7:25 彼らはミディアンの二人の将軍、オレブとゼエブを捕らえ、オレブをオレブの岩で、ゼエブをゼエブの酒ぶねで殺し、ミディアン人を追撃した。彼らはオレブとゼエブの首を、ヨルダン川の向こう側にいたギデオンのもとに持って行った。 |
言葉の意味
7:1 エルバアル・・・バアル(偽物の偶像の神)と争う者という意味。ギデオンの別名。
7:19 深夜の更(こう)・・・深夜に歩哨(ほしょう・番兵)が交代するとき。
考えてみましょう
@ 敵のミディアン人はいなごの数ほど(12節)多くいるのに、どうして神様(主)は味方は1万人でも多すぎるとおっしゃったのですか。
A 手から水をすすった三百人(7節)が選ばれたのは、どんな意味がありますか。
(解答例:犬のようにはいつくばって水を飲んだ人は、突然敵が攻めてきても、応戦できない、警戒心の薄い人です。)
Bギデオンさんは300人だけで、どうしていなごの数ほどいる敵に勝てたのでしょう。武器は必要でしたか。
C 今日の暗唱聖句を読んで見ましょう。神様が先頭に立って戦ってくださる戦いは、普通の戦争とどう違うのでしょう。
今週の祈り
「神様。私も大きくなったら、ギデオンさんのように、神様を信じて戦う勇敢な兵隊さんになりたいと思います。神様がいつも守ってくださいますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
お知らせ
皆さんはギデオン協会の聖書をもらったことがありますか。ギデオン協会の人たちも、ギデオンさんのように、神様を信じることによって強くしていただき、聖書を広める活動をしています。ギデオン協会についてもっとよく知りたい人は、日本国際ギデオン協会浜松支部のホームページ http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/1883/index.htm をご覧下さい。
先週の岸先生のチャペルコンサートはすばらしかったですね。今週の聖歌は、岸先生が演奏された曲より
How Great Thou Art です。
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