3月30日(日)教会学校中高科分級 「告別説教」

暗唱聖句(申命記5章32節)
あなたたちは、あなたたちの神、主が命じられたことを忠実に行い、
右にも左にもそれてはならない。

 毎日テレビで戦争のことをやってますね。イラクはむかしはメソポタミアと言って、アブラハムの故郷ですね。アブラハムの一家は月の神を信じているメソポタミアの人たちが嫌になって、イスラエル(カナン・パレスチナ)に移住したと習いました。今はイラクの人たちは何の神を信じているのでしょうか。
 今日の聖書は、モーセさんの最終回です。モーセさんはイスラエルの人たちを引き連れてエジプトを脱出したものの、神様が与えると約束した国には、先住民族のカナン人やパレスチナ人が住んでいますから、モーセさんたちは、約束の地にも入れず荒れ野で40年も過ごして、モーセさんも死ぬときが近づきました。5章5〜14節は、去年の7月に勉強した十戒(じっかい・出エジプト記20章)の再録です。

聖書1(申命記5章1節〜6章9節)

5:1 モーセは、全イスラエルを呼び集めて言った。イスラエルよ、聞け。今日、わたしは掟と法を語り聞かせる。あなたたちはこれを学び、忠実に守りなさい。 5:2 我々の神、主は、ホレブで我々と契約を結ばれた。 5:3 主はこの契約を我々の先祖と結ばれたのではなく、今ここに生きている我々すべてと結ばれた。 5:4 主は山で、火の中からあなたたちと顔と顔を合わせて語られた。 5:5 わたしはそのとき、主とあなたたちの間に立って主の言葉を告げた。あなたたちが火を恐れて山に登らなかったからである。主は言われた。
5:6 「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。 5:7 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。 5:8 あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。 5:9 あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、 5:10 わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。 5:11 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。 5:12 安息日を守ってこれを聖別せよ。あなたの神、主が命じられたとおりに。 5:13 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、 5:14 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、牛、ろばなどすべての家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。そうすれば、あなたの男女の奴隷もあなたと同じように休むことができる。 5:15 あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主が力ある御手と御腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない。そのために、あなたの神、主は安息日を守るよう命じられたのである。 5:16 あなたの父母を敬え。あなたの神、主が命じられたとおりに。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生き、幸いを得る。 5:17 殺してはならない。 5:18 姦淫してはならない。 5:19 盗んではならない。 5:20 隣人に関して偽証してはならない。 5:21 あなたの隣人の妻を欲してはならない。隣人の家、畑、男女の奴隷、牛、ろばなど、隣人のものを一切欲しがってはならない。」
5:22 主は、山で、火と雲と密雲の中から、力強い声をもってこれらの言葉を集まったあなたたちすべてに向かって告げ、それに何も加えられなかった。更に、それを二枚の石の板の上に書いてわたしに授けられた。 5:23 山は火に包まれて燃え上がり、あなたたちが暗闇からとどろく声を聞いたとき、あなたたちの部族の長と長老は皆、わたしのもとに来て、 5:24 言った。「我々の神、主は大いなる栄光を示されました。我々は今日、火の中から御声を聞きました。神が人に語りかけられても、人が生き続けることもあるということを、今日我々は知りました。 5:25 しかし今、どうしてなお死の危険に身をさらせましょうか。この大きな火が我々を焼き尽くそうとしています。これ以上、我々の神、主の御声を聞くならば、死んでしまいます。 5:26 一体誰が火の中から語りかけられる、生ける神の御声を我々と同じように聞いて、なお生き続けているでしょうか。 5:27 どうか、あなたが我々の神、主の御もとに行って、その言われることをすべて聞いてください。そして、我々の神、主があなたに告げられることをすべて我々に語ってください。我々は、それを聞いて実行します。」
5:28 あなたたちがわたしに語ったとき、主はその言葉を聞かれて、わたしに言われた。「この民があなたに語ったことを聞いたが、彼らの語ったことはすべてもっともである。 5:29 どうか、彼らが生きている限りわたしを畏れ、わたしの戒めをことごとく守るこの心を持ち続け、彼らも、子孫もとこしえに幸いを得るように。 5:30 あなたは、彼らのもとに行って、それぞれの天幕に帰れと命じなさい。 5:31 しかし、あなたはここにとどまり、わたしと共にいなさい。わたしは、あなたに戒めと掟と法をすべて語り聞かせる。あなたはそれを彼らに教え、彼らはわたしが得させる土地においてそれを行う。」 5:32 あなたたちは、あなたたちの神、主が命じられたことを忠実に行い、右にも左にもそれてはならない。5:33 あなたたちの神、主が命じられた道をひたすら歩みなさい。そうすれば、あなたたちは命と幸いを得、あなたたちが得る土地に長く生きることができる。
6:1 これは、あなたたちの神、主があなたたちに教えよと命じられた戒めと掟と法であり、あなたたちが渡って行って得る土地で行うべきもの。 6:2 あなたもあなたの子孫も生きている限り、あなたの神、主を畏れ、わたしが命じるすべての掟と戒めを守って長く生きるためである。 6:3 イスラエルよ、あなたはよく聞いて、忠実に行いなさい。そうすれば、あなたは幸いを得、父祖の神、主が約束されたとおり、乳と蜜の流れる土地で大いに増える。 6:4 聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。 6:5 あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。 6:6 今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、 6:7 子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。 6:8 更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、 6:9 あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。

ビスガの山頂より。今は写真のように荒地ですが、
昔は緑の多い乳と蜜の流れる地だったということです。
地球の環境破壊が進んだのでしょうか。

聖書2(申命記34章)

34:1 モーセはモアブの平野からネボ山、すなわちエリコの向かいにあるピスガの山頂に登った。主はモーセに、すべての土地が見渡せるようにされた。ギレアドからダンまで、 34:2 ナフタリの全土、エフライムとマナセの領土、西の海に至るユダの全土、 34:3 ネゲブおよびなつめやしの茂る町エリコの谷からツォアルまでである。 34:4 主はモーセに言われた。「これがあなたの子孫に与えるとわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓った土地である。わたしはあなたがそれを自分の目で見るようにした。あなたはしかし、そこに渡って行くことはできない。」
34:5 主の僕モーセは、主の命令によってモアブの地で死んだ。 34:6 主は、モーセをベト・ペオルの近くのモアブの地にある谷に葬られたが、今日に至るまで、だれも彼が葬られた場所を知らない。 34:7 モーセは死んだとき百二十歳であったが、目はかすまず、活力もうせてはいなかった。 34:8 イスラエルの人々はモアブの平野で三十日の間、モーセを悼んで泣き、モーセのために喪に服して、その期間は終わった。 34:9 ヌンの子ヨシュアは知恵の霊に満ちていた。モーセが彼の上に手を置いたからである。イスラエルの人々は彼に聞き従い、主がモーセに命じられたとおり行った。 34:10 イスラエルには、再びモーセのような預言者は現れなかった。主が顔と顔を合わせて彼を選び出されたのは、 34:11 彼をエジプトの国に遣わして、ファラオとそのすべての家臣および全土に対してあらゆるしるしと奇跡を行わせるためであり、 34:12 また、モーセが全イスラエルの目の前で、あらゆる力ある業とあらゆる大いなる恐るべき出来事を示すためであった。 

考えてみましょう

@ 聖書1の申命記5章1節〜6章9節は、120歳でモーセが荒野で死ぬ前に、荒野での40年間の出来事を振り返りながらの告別説教の一つだと言われています。モーセさんがいちばん大切なこととして人々に伝えたのは、どんなことだと思いますか。

A 申命記6章4、5節のことばを、イスラエルの人たちは繰り返し唱えて心に刻んだということです。イエス様もマルコによる福音書12章29、30節などで引用されています。読んでみましょう。

今週の祈り

「神様。最後まで神様に従ったモーセのように、いつも神様の教えを守ることができますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

なつめやし。内陸性のやしで
昔の聖書ではしゅろと訳されてますが、
正しくはなつめやしです。
ハワイなどの海辺に生えるのはココやしです。

今週の聖歌496番
「主と主のことばに」

1.主と主のことばに/たよるはたのし/主はわがねがいを/ききいれたもう/
(おりかえし)ひたすらただ主に/たよるわがみを/主よ主よなおなお/めぐませたまえ。

2.きよくなしたもう/ちしおとうとし/いま信じくぐらば/きよめらるべし/
3.ちにつくたからを/すつるはやすし/いのちのこみちを/たどるみなれば/
4.ただ主にたよりて/くらすはたのし/かなたのくにまで/みちびきたまわん/
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。