
ヒソプの花 |
3月16日(日)教会学校分級 「ファラオの前に立つ」
暗唱聖句(コリントの信徒への手紙二5章20節)
わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。
(先週からの続き) モーセとアロンは、エジプトにいるイスラエル人のところに行って、神様が教えてくださった二つのしるしを見せました。杖が蛇になったり、モーセの手が皮膚病になったりしたのですね。それを見て、イスラエルの人たちは皆、モーセが神様の命令で来たことを信じました。
でも、エジプトの王様(ファラオ)は、信じてません。それで神様は、かえるやいなごを出して懲らしめました。しかし、なおもエジプトの王様はかたくなになり、イスラエルの人がエジプトを出ることをゆるさないので、神様は最後の災いを、エジプトに下します。いよいよイスラエルの人たちはモーセに率いられて、エジプトを脱出する日が来ました。
聖書(出エジプト記12章21節〜42節)
12:21 モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠(ほふ)りなさい。
12:22 そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。
12:23 主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。
12:24 あなたたちはこのことを、あなたと子孫のための定めとして、永遠に守らねばならない。
12:25 また、主が約束されたとおりあなたたちに与えられる土地に入ったとき、この儀式を守らねばならない。
12:26 また、あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、
12:27 こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。」民はひれ伏して礼拝した。
12:28 それから、イスラエルの人々は帰って行き、主がモーセとアロンに命じられたとおりに行った。
12:29 真夜中になって、主はエジプトの国ですべての初子を撃たれた。王座に座しているファラオの初子から牢屋につながれている捕虜の初子まで、また家畜の初子もことごとく撃たれたので、
12:30 ファラオと家臣、またすべてのエジプト人は夜中に起き上がった。死人が出なかった家は一軒もなかったので、大いなる叫びがエジプト中に起こった。
12:31 ファラオは、モーセとアロンを夜のうちに呼び出して言った。「さあ、わたしの民の中から出て行くがよい、あなたたちもイスラエルの人々も。あなたたちが願っていたように、行って、主に仕えるがよい。
12:32 羊の群れも牛の群れも、あなたたちが願っていたように、連れて行くがよい。そして、わたしをも祝福してもらいたい。」
12:33 エジプト人は、民をせきたてて、急いで国から去らせようとした。そうしないと自分たちは皆、死んでしまうと思ったのである。
12:34 民は、まだ酵母の入っていないパンの練り粉をこね鉢ごと外套に包み、肩に担いだ。
12:35 イスラエルの人々は、モーセの言葉どおりに行い、エジプト人から金銀の装飾品や衣類を求めた。
12:36 主は、この民にエジプト人の好意を得させるようにされたので、エジプト人は彼らの求めに応じた。彼らはこうして、エジプト人の物を分捕り物とした。
12:37 イスラエルの人々はラメセスからスコトに向けて出発した。一行は、妻子を別にして、壮年男子だけでおよそ六十万人であった。
12:38 そのほか、種々雑多な人々もこれに加わった。羊、牛など、家畜もおびただしい数であった。
12:39 彼らはエジプトから持ち出した練り粉で、酵母を入れないパン菓子を焼いた。練り粉には酵母が入っていなかった。彼らがエジプトから追放されたとき、ぐずぐずしていることはできなかったし、道中の食糧を用意するいとまもなかったからである。
12:40 イスラエルの人々が、エジプトに住んでいた期間は四百三十年であった。
12:41 四百三十年を経たちょうどその日に、主の部隊は全軍、エジプトの国を出発した。
12:42 その夜、主は、彼らをエジプトの国から導き出すために寝ずの番をされた。それゆえ、イスラエルの人々は代々にわたって、この夜、主のために寝ずの番をするのである。
言葉の意味
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29節 初子(ういご)・・・旧約聖書時代は男性上位社会であったので、一般には長男を指します。これが最後で10番目の災い。先週と今週のお話の間に、神様がエジプトに下した9つの災いがあります。
33節 酵母(こうぼ)・・・イースト。イスラエルの人たちは、初子の災いのあったその夜に出発したので、パンにイーストを入れてふくらしているひまがありませんでした。イーストの入ってないパンを焼くと、お砂糖の入ってないビスケットのようなものができるでしょう。
考えてみましょう
@ 神様がエジプトに下した十番目の苦しみ(災い)は何でしたか。
A 神様はイスラエル人の家に、どんなしるしをつけなさいとおっしゃいましたか。
(そのとおり、羊の血が塗ってある家の子どもは守られましたね)
B 私たちは皆悪い心を持っていて、そのために悲しんだり苦しんだりしています。そこから救い出すために、十字架の上で血を流してくださったのはどなたですか。
(参照:新約聖書コリントの信徒への手紙一 5:7 キリストが、わたしたちの過越の小羊として屠られたからです。)
C イスラエルの人たちは羊の血を塗って助かりました。私たちは助かるために何をすればよいのでしょう。
(イエス様を信じれば、私たちも神様に守られて天国に行くことができるのです。)
D 今日の暗唱聖句を読んでみましょう。モーセやアロンと同じく私たちも、神様から大事な役目を任されて遣わされているのです。私たちのことばや生活、行いを通して、周りの人が神様のすばらしさを知ることができたらいいですね。
今週の祈り
「神様。私たちも神様の命令に従います。
神様が下さった仕事を喜んでできるように助けてください。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」 |
お知らせ
今年のイースターは4月20日です。
聖歌隊では礼拝後讃美歌21編333番(下の曲)
を練習しています。よかったらいっしょに歌いませんか。 |

イースターおめでとう |
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