1月5日(日)教会学校中高科分級 「神と人とに愛されて」

暗唱聖句(ルカによる福音書2章52節)
イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。

 みなさん、新年あけましておめでとうございます。お正月は楽しかったですか。初詣はどこへ行きましたか。わたしは体が弱いので混雑は目が回ってしまうので、まだ行ってません。でも10日も過ぎれば、いつもの静けさを取り戻すでしょうから、明治神宮でも行ってみようかと思ってます。明治神宮の境内は都心でも森があって、寒さの中でも厳粛な気分になりますね。ほんとに神様がいらっしゃるような気分になりますから不思議です。
 昔は、イエス様の時代でもそうでしたが、一年は春から始まっていたようです。日本でも新年を新春とも言いますね。イエス様の家も毎年春の過ぎ越しの祭り(今のイースターのころ)の時に、エルサレムのユダヤの神殿に初詣に行かれてましたよ。今日の聖書を読んで見ましょう。

Jesus talking to the teachers in the Temple, by Jacopo Bassano

聖書(ルカによる福音書2章39〜52節)

2:39 親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。
2:40 幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。
2:41 さて、両親は過越祭には毎年エルサレムへ旅をした。
2:42 イエスが十二歳になったときも、両親は祭りの慣習に従って都に上った。
2:43 祭りの期間が終わって帰路についたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。
2:44 イエスが道連れの中にいるものと思い、一日分の道のりを行ってしまい、それから、親類や知人の間を捜し回ったが、
2:45 見つからなかったので、捜しながらエルサレムに引き返した。
2:46 三日の後、イエスが神殿の境内で学者たちの真ん中に座り、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。
2:47 聞いている人は皆、イエスの賢い受け答えに驚いていた。
2:48 両親はイエスを見て驚き、母が言った。「なぜこんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんもわたしも心配して捜していたのです。」
2:49 すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」
2:50 しかし、両親にはイエスの言葉の意味が分からなかった。
2:51 それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。
2:52 イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。

言葉の意味

2:41 過越祭(すぎこしさい)・・・イスラエルで毎年春(今のイースターのころ)に行われる一年の初めのお祭り。旧約聖書出エジプト記参照。詳しくは分級のページのバックナンバーを見てね。
(出エジプト12:26 また、あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、 12:27 こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。」民はひれ伏して礼拝した。)

考えてみましょう

@ イエス様は、家族やナザレの村の人たちと一緒に、過越祭のためエルサレムに上った帰りに、迷子になってしまいました。両親のヨセフさんとマリアさんはイエス様を探してエルサレムに引き返しました。さてイエス様はどこにいらしたのでしょうか。

A 49節でイエス様が「わたしが自分の父の家にいる」と言われたのは、どういう意味でしょうか。

B 51節に「それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親に仕えてお暮らしになった。」とあります。神の子であられるイエス様が、人としての両親を尊敬して仕えられたことを、どう思いますか。

C 今日の暗唱聖句、52節に「神と人とに愛された」とあります。神と人とに愛される秘訣は何でしょうか。

今週の祈り

「神様。神様のひとり子イエス様が、私たちと同じような人間の子供になってくださったことを感謝します。今年も私たちを守ってください。世界が平和になりますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

イエス様のふるさとナザレの村

今週の讃美歌122番
「緑も深き若葉の里」

1.みどーりも深き/若葉(わかーば)の里/ナザーレの村よ/汝(な)がーちまたを/ここーろ清(き・よ)らに/行きーかいつつ/育(そだー)ちたまいし/人(ひとー)を知るや。
2.そのー頭(こうべ)には/冠(かむーり)もなく/そのー衣(ころも)には/飾(かざー)りもなく/貧し(まずー)しく低き/工匠(たくーみ)として/主はー若き日を/過ぎーたまえり。
3.人(ひとー)の子イェスよ/君(きみー)の御名(みな)を/御使(みつーか)いたちの/誉(ほ)むーるときに/恵(めぐー)みににおい/愛(あいー)にかおる/御足(みあーし)の跡(あと)を/我(われー)はたどらん。
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。