12月22日(日)教会学校中高科分級
「イエスの降誕」

暗唱聖句
(ルカによる福音書2章11節)
今日ダビデの町で、
あなたがたのために
救い主がお生まれになった。
この方こそ主メシアである。

 クリスマスおめでとうございます。 今日のお話は 今から約2000年前の、初めてのクリスマスの夜の出来事です。イエス様のお生まれは、み使い(天使)によって、まずベツレヘムの野の羊飼いさんたちに知らされました。聖書では羊飼いはとても大切な人です。教会に住んでいる先生のことを牧師と呼びますが、ほんとうは羊飼いの先生という意味なんですよ。

聖書(ルカによる福音書2章6〜20節)

2:6 ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、 2:7 初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。 2:8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。 2:9 すると、の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 2:10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。 2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。 2:12 あなたがたは、にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 2:13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。 2:14 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適(かな)う人にあれ。」
2:15 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。 2:16 そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。 2:17 その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。 2:18 聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 2:19 しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
(上)ベツレヘムの町 (右)ベツレヘムの野の羊
今はベツレヘムのあたりは、戦争をしていてテロがあったりして大変ですが、イエス様の時代はのどかないい町でした。クリスマスの日に、イエス様のお生まれになった町ベツレヘムに平和が来るように祈りましょう。

言葉の意味

8節 ベツレヘム・・・エルサレム郊外の町。イスラエルの偉大な王様ダビデの故郷。
9節 (しゅ)・・・神様のこと。新約聖書ではイエス様のことも主といいます。
11節 メシア・・・キリストと同じ。訳せば救世主。
12節 (ぬの)・・・「成長」によれば死者を包む布だそうです。当時ベツレヘムの家畜小屋は、自然にできたほら穴を利用していたそうです。もちろんほら穴は死者を葬る墓としても使われていました。
13節 天の大軍(てんのたいぐん)・・・英語 a multitude of the heavenly host(NKJV) 。大軍というのは比喩で、別に天の軍隊が軍艦や大砲と共に現れたのではありません。
16節 マリアとヨセフ・・・イエス様の母親と父親。しかし先々週勉強したように、イエス様は聖霊によってマリアさんに宿ったのですね。

考えてみましょう

@ 当時、羊飼いは(ほとんどが雇われ羊飼いでしたので)貧しく、生きもの相手の仕事柄、礼拝にも行けず、敬虔なユダヤの人たちから差別されていました。神様はそんな羊飼いたちに、イエス様のお生まれをいちばん最初に伝えてくださったのです。そのことをどう思いますか。
(発言例1:イエス様のお生まれは、エルサレム神殿当局の責任者である祭司長にまず伝えられるべきでした。だいたいこの大間違いが、これから三十数年後の、イエス様は神の子かあるいは偽預言者で神を冒涜した罪で死刑にするべきかという、エルサレムの大騒動の原因となったのです。
発言例2:救いは、貧富や差別などに一切関係なく、すべての人にひとしく与えられるということがわかりました。)


A 10節で天使が「民全体(英語 all the people)に与えられる」と言ったように、イエス様の誕生の知らせは、聖書を通して私たちにも伝えられています。あなたがこの羊飼いの立場だったら、すぐにイエス様に会いに行きますか。それとも羊たちが心配だから、行きたいのを我慢しますか。
(発言例:天使が現れたり、天の大軍が神を賛美するなんて、いまだかつて見たことがないですから、私は絶対赤ちゃんイエス様を見に行きます。天使が見に行きなさいと言っているのだから、羊たちは放っておいても、きっと天の大軍が守ってくれるでしょう。)

今週の祈り

「神様。貧しい羊飼いに、最初にイエス様を礼拝させてくださってありがとうございます。私たちの罪を解決するために生れてくださったイエス様を心に受け入れます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

クリスマスと年末年始礼拝のお知らせ

今日の分級はクリスマス会をします。今月のお誕生会もするよ。
12月24日(火)午後7時からクリスマスイブ礼拝。
昔教会学校に来てた相良さんのバイオリン演奏もあります。礼拝が終わってからクリスマスパーティーをします。帰りが遅くなるから、おうちの人と来てね。
12月29日(日)午前10時半から年末感謝礼拝。教会学校はいつもの通り9時からあります。
1月1日(水)午前11時から元旦礼拝。おもちがあるから来てね。

今週の讃美歌115番
「ああベツレヘムよ」

1.ああベツレヘムよ/などか-ひとり/星のみ匂(にお)いて/深く-眠(ねむ)る/知らずや今宵(こよい)/暗き空に/常世(とこよ)の光の/照りわたるを。
2.ひと皆眠りて/知らぬ-まにぞ/み子なるキリスト/生まれ-たもう/あしたの星よ/歌いまつれ/「神にはみ栄(さか)え/地に平和」と。
3.静かに夜露(よつゆ)の/くだる-ごとく/めぐみの賜物(たまもの)/世に臨(の-ぞ)みぬ/罪深き世に/かかる恵み/天(あめ)より来(く)べしと/誰(たれ)かは知る。
4.ああベツレヘムの/きよき-み子よ/今しもわれらに/くだり-たまえ/心を清め/宮(みや)となして/今より常盤(ときわ)に/住まいたまえ。
(常世(とこよ)・・・死んでから行くと云われる世界。黄泉。 常盤(ときわ)・・・永遠。)
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。