12月8日(日)
教会学校中高科分級
「マリヤへの告知」
暗唱聖句(ルカによる福音書1章37節)
神にできないことは何一つない。
聖書(ルカによる福音書1章26〜56節)
1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。
1:28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
1:29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
1:30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。
1:31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。
1:32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。
1:33 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
1:34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」
1:35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。
1:36 あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。
1:37 神にできないことは何一つない。」
1:38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
1:39 そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。
1:40 そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。
1:41 マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、
1:42 声高らかに言った。
「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。1:43
わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。1:44
あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。1:45
主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
1:46 そこで、マリアは言った。
1:47 「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。1:48
身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も/わたしを幸いな者と言うでしょう、1:49
力ある方が、/わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、1:50
その憐れみは代々に限りなく、/主を畏れる者に及びます。1:51 主はその腕で力を振るい、/思い上がる者を打ち散らし、1:52
権力ある者をその座から引き降ろし、/身分の低い者を高く上げ、1:53 飢えた人を良い物で満たし、/富める者を空腹のまま追い返されます。1:54
その僕イスラエルを受け入れて、/憐れみをお忘れになりません、1:55 わたしたちの先祖におっしゃったとおり、/アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」
1:56 マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。 |

'Mary's Visit to Elizabeth' by Rembrandt |
言葉の意味
27節 いいなずけ・・・昔は日本でもそうだったのですが、当人たちが幼少のころから、親同士で結婚の約束をかわすことが、よくありました。
32節 ダビデ・・・もちろん、イエス様の実の父という意味ではなく、イエス様の時代より1000年も前のダビデ王のこと。ダビデ王は、建国の父アブラハム、その子のイサク、その子のヤコブと並び、イスラエルの人から、父として慕われています。
36節 エリサベト・・・ザカリア(40節)の妻で、バプテスマ(洗礼者)のヨハネの母。今日の聖書には割愛しましたが、これに先立つ1章の初めの部分を読んでください。
39節 ユダの町・・・ユダヤ地方
43節 わたしの主・・・イエス様のこと。エリザベトは聖霊に満たされて(41節)、マリアから生まれるイエス様が救い主だと悟ったのでしょう。
考えてみましょう
@ 今日の暗唱聖句「神にできないことは何一つない。」について考えてみましょう。天使にこう言われ、マリアはどう考えましたか。
A しかしいくら「神にできないことは何一つない。」といっても、神様にその気がなければ、なにもできませんね。これを神様のみ旨と言ったりします。マリアのように、直接天使が神様のみ旨を教えてくれることはまれなのですが、神様のみむねを知る方法があると思いますか。
B 天使から神の子を産むと聞かされたマリアは、どうして親類のエリザベトに会いに言ったのだと思いますか。
今週の祈り
「神様。イエス様をありがとうございます。マリアのように、神様にできないことは一つもないと信じて、どんなことでも神様にお任せできるようにしてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
クリスマスのお知らせ
★ 子どもクリスマス会は来週12月15日(日)午後2時からです。サンタクロースも来ますから、お友だちもさそって来てね。
★ ペアンテボーマン先生のチャペルコンサートも来週12月15日(日)午後6時半からです。よる遅くなるから、おうちの人といっしょに来てね。チラシはこちら
★ クリスマスパーティは12月22日(日)の教会学校の分級の時間にします。お食事しないで朝9時に来てね。
今週の讃美歌
100番
「生けるものすべて」
|
1.生けるもの凡(すべ)て/おののきて黙(もだ)せ/世の思い棄(す)てて/ひたすらに仰(あお)げ/かみの御子(みこ)は/くだりたもぅ/このきよき日にぞ。
2.きみの君なれど/マリヤより生まれ/うまぶねの中に/産声(うぶごえ)をあげて/おのが身をば/あたえたもぅ/つみびとのために。
3.とこしえの光/暗き世にてりて/み使いは御子を/かしこみて崇(あが)む/いざわれらも/ほめうたわん/いとたかき君を。 |
|