10月20日(日)教会学校中高科分級「イサクの結婚」

暗唱聖句(詩37編5節)
あなたの道を主にまかせよ。信頼せよ。

 先週はアブラハムが息子のイサクを生贄として神様にささげるという恐ろしいお話でしたが、刃物をイサクに振り下ろす寸前に、天使に止められて、よかったですね。そのイサクも結婚する年齢になったのですが、ここカナンの地の先住民族は、間違った神を信仰していたので、アブラハムは、ふるさとのナホルの町(メソポタミアの北部)から、お嫁さんをもらおうと考えます。もちろんメソポタミア地方も、まことの神ではなくて、月の神を礼拝していましたが、カナンの偶像よりは、なんぼかましなことでした。今日の聖書を読んで見ましょう。

聖書(創世記24章)

24:1 アブラハムは多くの日を重ね老人になり、主は何事においてもアブラハムに祝福をお与えになっていた。
24:2 アブラハムは家の全財産を任せている年寄りの僕に言った。
「手をわたしの腿の間に入れ、 24:3 天の神、地の神である主にかけて誓いなさい。あなたはわたしの息子の嫁をわたしが今住んでいるカナンの娘から取るのではなく、 24:4 わたしの一族のいる故郷へ行って、嫁を息子イサクのために連れて来るように。」24:5 僕は尋ねた。「もしかすると、その娘がわたしに従ってこの土地へ来たくないと言うかもしれません。その場合には、御子息をあなたの故郷にお連れしてよいでしょうか。」24:6 アブラハムは答えた。「決して、息子をあちらへ行かせてはならない。 24:7 天の神である主は、わたしを父の家、生まれ故郷から連れ出し、『あなたの子孫にこの土地を与える』と言って、わたしに誓い、約束してくださった。その方がお前の行く手に御使いを遣わして、そこから息子に嫁を連れて来ることができるようにしてくださる。 24:8 もし女がお前に従ってこちらへ来たくないと言うならば、お前は、わたしに対するこの誓いを解かれる。ただわたしの息子をあちらへ行かせることだけはしてはならない。」24:9 そこで、僕は主人アブラハムの腿の間に手を入れ、このことを彼に誓った。 24:10 僕は主人のらくだの中から十頭を選び、主人から預かった高価な贈り物を多く携え、アラム・ナハライムのナホルの町に向かって出発した。
24:11 女たちが水くみに来る夕方、彼は、らくだを町外れの井戸の傍らに休ませて、 24:12 祈った。「主人アブラハムの神、主よ。どうか、今日、わたしを顧みて、主人アブラハムに慈しみを示してください。 24:13 わたしは今、御覧のように、泉の傍らに立っています。この町に住む人の娘たちが水をくみに来たとき、 24:14 その一人に、『どうか、水がめを傾けて、飲ませてください』と頼んでみます。その娘が、『どうぞ、お飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えれば、彼女こそ、あなたがあなたの僕イサクの嫁としてお決めになったものとさせてください。そのことによってわたしは、あなたが主人に慈しみを示されたのを知るでしょう。」24:15 僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。彼女は、アブラハムの兄弟ナホルとその妻ミルカの息子ベトエルの娘で、 24:16 際立って美しく、男を知らない処女であった。彼女が泉に下りて行き、水がめに水を満たして上がって来ると、 24:17 僕は駆け寄り、彼女に向かい合って語りかけた。「水がめの水を少し飲ませてください。」24:18 すると彼女は、「どうぞ、お飲みください」と答え、すぐに水がめを下ろして手に抱え、彼に飲ませた。 24:19 彼が飲み終わると、彼女は、「らくだにも水をくんで来て、たっぷり飲ませてあげましょう」と言いながら、 24:20 すぐにかめの水を水槽に空け、また水をくみに井戸に走って行った。こうして、彼女はすべてのらくだに水をくんでやった。 24:21 その間、僕は主がこの旅の目的をかなえてくださるかどうかを知ろうとして、黙って彼女を見つめていた。24:22 らくだが水を飲み終わると、彼は重さ一ベカの金の鼻輪一つと十シェケルの金の腕輪二つを取り出しながら、 24:23 「あなたは、どなたの娘さんですか。教えてください。お父さまの家にはわたしどもが泊めていただける場所があるでしょうか」と尋ねた。 24:24 すると彼女は、「わたしは、ナホルとその妻ミルカの子ベトエルの娘です」と答え、 24:25 更に続けて、「わたしどもの所にはわらも餌もたくさんあります。お泊まりになる場所もございます」と言った。24:26 彼はひざまずいて主を伏し拝み、 24:27 「主人アブラハムの神、主はたたえられますように。主の慈しみとまことはわたしの主人を離れず、主はわたしの旅路を導き、主人の一族の家にたどりつかせてくださいました」と祈った。
24:28 娘は走って行き、母の家の者に出来事を告げた。 24:29 リベカにはラバンという兄がいたが、ラバンはすぐに町の外れの泉の傍らにいるその人のところへ走った。 24:30 妹が着けている鼻輪と腕輪を見、妹リベカが、「その人がこう言いました」と話しているのを聞いたためである。彼が行ってみると、確かに泉のほとりのらくだのそばにその人が立っていた。 24:31 そこで、ラバンは言った。「おいでください。主に祝福されたお方。なぜ、町の外に立っておられるのですか。わたしが、お泊まりになる部屋もらくだの休む場所も整えました。」 24:32 その人は家に来て、らくだの鞍をはずした。らくだにはわらと餌が与えられ、その人と従者たちには足を洗う水が運ばれた。24:33 やがて食事が前に並べられたが、その人は言った。「用件をお話しするまでは、食事をいただくわけにはまいりません。」「お話しください」とラバンが答えると、 24:34 その人は語り始めた。
−−−−−−中略−−−−−−
24:49 あなたがたが、今、わたしの主人に慈しみとまことを示してくださるおつもりならば、そうおっしゃってください。そうでなければ、そうとおっしゃってください。それによって、わたしは進退を決めたいと存じます。」24:50 ラバンとベトエルは答えた。「このことは主の御意志ですから、わたしどもが善し悪しを申すことはできません。 24:51 リベカはここにおります。どうぞお連れください。主がお決めになったとおり、御主人の御子息の妻になさってください。」
24:52 アブラハムの僕はこの言葉を聞くと、地に伏して主を拝した。 24:53 そして、金銀の装身具や衣装を取り出してリベカに贈り、その兄と母にも高価な品物を贈った。 24:54 僕と従者たちは酒食のもてなしを受け、そこに泊まった。次の朝、皆が起きたとき、僕が、「主人のところへ帰らせてください」と言うと、 24:55 リベカの兄と母は、「娘をもうしばらく、十日ほど、わたしたちの手もとに置いて、それから行かせるようにしたいのです」と頼んだ。 24:56 しかし僕は言った。「わたしを、お引き止めにならないでください。この旅の目的をかなえさせてくださったのは主なのですから。わたしを帰らせてください。主人のところへ参ります。」24:57 「娘を呼んで、その口から聞いてみましょう」と彼らは言い、 24:58 リベカを呼んで、「お前はこの人と一緒に行きますか」と尋ねた。「はい、参ります」と彼女は答えた。24:59 彼らは妹であるリベカとその乳母、アブラハムの僕とその従者たちを一緒に出立させることにし、 24:60 リベカを祝福して言った。「わたしたちの妹よ/あなたが幾千万の民となるように。あなたの子孫が敵の門を勝ち取るように。」24:61 リベカは、侍女たちと共に立ち上がり、らくだに乗り、その人の後ろに従った。僕はリベカを連れて行った。
24:62 イサクはネゲブ地方に住んでいた。そのころ、ベエル・ラハイ・ロイから帰ったところであった。 24:63 夕方暗くなるころ、野原を散策していた。目を上げて眺めると、らくだがやって来るのが見えた。 24:64 リベカも目を上げて眺め、イサクを見た。リベカはらくだから下り、 24:65 「野原を歩いて、わたしたちを迎えに来るあの人は誰ですか」と僕に尋ねた。「あの方がわたしの主人です」と僕が答えると、リベカはベールを取り出してかぶった。 24:66 僕は、自分が成し遂げたことをすべてイサクに報告した。 24:67 イサクは、母サラの天幕に彼女を案内した。彼はリベカを迎えて妻とした。イサクは、リベカを愛して、亡くなった母に代わる慰めを得た。

言葉の意味

24章22節 ベカ・・・1ベカ=約5.7g
24章22節 鼻輪・・・新改訳では「飾り輪」。もし本当に鼻輪ならば、牛さんのように鼻につけるのでしょうか。だれかわかる人、教えてください。
24章22節 シェケル・・・1シェケル=約11.4g
24章67節 亡くなった母・・・アブラハムの妻でイサクの母サラは、23章ですでに亡くなっていました。

考えてみましょう

@ アブラハムがイサクの妻をわざわざ自分の生まれ故郷から迎えようとしたのはどうしててすか。

A 神様と信仰を第一にするアブラハムの態度を、神様は喜んでくださったでしょうか。

B アブラハムは「信仰の父」と呼ばれます。どうしてそう呼ばれるのか話し合いましょう。

C いつも神様のことを一番に考えて生活し、アブラハムのように一生神様に忠実に従いつづけることができるように祈りましょう。

今週の祈り

「神様。大事なことを決めるとき、神様にお任せできますように。神様が導いてくださることを信じます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

今週の讃美歌428番
「全き愛、賜う神よ」

1.全(また)き愛/賜(たま)う神よ/大前(おぉおまえ)に/結ばれし/この妹背(いもせ)/愛の御手(みて)に/祝しはぐくみ/たまえ。
2.みめぐみの/豊かなれば/なぐさめと/のぞみとは/その家に/湧(わ)きあふれて/恐れ悩みは/消えなん。
3.悲しみは/清き幸(さち)に/争いは/和(やわ)らぎに/ことごとく/変わりゆきて/永久(とわ)の安(やす)きは/満ちなん。
*歌詞をよく読んでみると結婚式の歌です。妹背=夫婦

お知らせ

 昨日の遠足はお疲れ様でした。なわとびもパン食い競争も楽しかったですね。おじさんはなわ回し過ぎて筋肉痛です。
このプリントはインターネットでも見れます。
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教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
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にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。