8月25日(日)教会学校中高科分級 「ろば」
暗唱聖句(コヘレトの言葉12章1節)
青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。
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今日はろばのお話です。ろばは馬より小さくて、足も遅いですが、反面、粗食に耐え、つらい仕事でもがんばって働くそうです。日本にはあまりいませんが、動物園などで見た人もいるでしょう。今日のお話は、棕櫚の主日(イースターの一週間前)の出来事ですが、イエス様は十字架におかかりになるため、ろばに乗ってエルサレムにいらっしゃいました。今日の聖書を読んでみましょう。
聖書(マタイによる福音書21章1〜11節)
21:1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山沿いのベトファゲに来たとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、
21:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、わたしのところに引いて来なさい。
21:3 もし、だれかが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐ渡してくれる。」
21:4 それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
21:5 「シオンの娘に告げよ。『見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、/柔和な方で、ろばに乗り、/荷を負うろばの子、子ろばに乗って。』」
21:6 弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、
21:7 ろばと子ろばを引いて来て、その上に服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。
21:8 大勢の群衆が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。
21:9 そして群衆は、イエスの前を行く者も後に従う者も叫んだ。「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」
21:10 イエスがエルサレムに入られると、都中の者が、「いったい、これはどういう人だ」と言って騒いだ。
21:11 そこで群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言った。
言葉の意味
5節・・・旧約聖書ゼカリヤ書9章9節参照。シオンはエルサレムの雅称。
(9:9 娘シオンよ、大いに踊れ。娘エルサレムよ、歓呼の声をあげよ。見よ、あなたの王が来る。彼は神に従い、勝利を与えられた者/高ぶることなく、ろばに乗って来る/雌ろばの子であるろばに乗って。)
7節 それ・・・英語訳ではそれら(複数)になっているものもあります。(NKJV、NIVなど)
(21:7 They brought the donkey and the colt, laid their clothes on them,
and set Him on them.(NKJV))
子ろばに長く乗るのは、疲れるから、エルサレムに近づくまで、イエス様は親ろばに乗ってきたのでしょうか。または、子ろばはまだ乳離れしてなかったので、一緒に母ろばも連れてきたという節もあります。
9節・・・旧約聖書詩118編26節参照
(118:25 どうか主よ、わたしたちに救いを。どうか主よ、わたしたちに栄えを。
118:26 祝福あれ、主の御名によって来る人に。わたしたちは主の家からあなたたちを祝福する。)
ダビデの子はイエス様のこと。イエス様は、血筋からいくと、ダビデ(昔のイスラエルの偉大な王様)の子孫でした。
ホサナのもともとの意味は詩118編25節の「どうか主よ、わたしたちに救いを」という意味。今はハレルヤと同じように、クリスチャンの間の挨拶に用いられています。
考えてみましょう
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@ ろばは、いつもはどんな仕事をしますか。
A イエス様はこの時、何のためにエルサレムにおいでになったのですか。
B 馬に乗ったほうがりっぱに見えたのに、イエス様はなぜ小さなろばの子にお乗りになったのだと思いますか。
C ろばの子は、飼い主の手を離れて本当のご主人様に使っていただけたのですね。皆さんの本当のご主人様はどなたですか。
D 今月の聖書箇所には毎回小さい生き物が登場しました。どれを見ても特に優れたものではありませんが、神様に守られ、用いられていることがわかりましたね。
私たちは時々、自分をほかの人と比べて悲観してしまうことがありますが、一人一人かけがえのない存在なのです。神様は「わたしの目にあなたは価高く、貴く/わたしはあなたを愛し・・・」(イザヤ43:4)とおっしゃいました。その愛に感謝しつつ歩みましょう。
今週の祈り
「神様。小さな私たちにも、ろばの子のように大事な役目をさせてくださいますから感謝します。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
お知らせ
ろばについてもっと知りたい人は、奈良のロバ君のホームページを見てね。
今週の讃美歌130番
「喜べやたたえよや」
1.喜べや/た-た-えよや/シ−オンの娘(むすめ)/主の民よ/今(い-ま-)し来ます/天(あま)つ君(きみ)/今し来ます/平(へい-)和の主/喜べや/た-た-えよや/シ−オンの娘/主の民よ。
2.幸(さち)あれや/主(しゅ-)の-民に/ホ-サ-ナ、ホサナ/ダビデの子/今(いーまー)ぞ来(きた)る/神の国/今ぞ成れる/主の-誓(ちか)い/幸あれや/主(しゅ-)の-民に/ホ-サ-ナ、ホサナ/ダビデの子。
3.迎(むか)えよや/栄(さ-か-)えの主/ホ-サ-ナ、ホサナ/ダビデの子/平和(へーいーわ)の御座(みざ)/ゆるぎなく/恵(めーぐー)みの御代(みよ)/限(かぎ-)りなし/迎(むか)えよや/栄(さ-か-)えの主/ホ-サ-ナ、ホサナ/ダビデの子。 |
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