8月18日(日)教会学校中高科分級 「すずめ」
暗唱聖句(ルカによる福音書12章7節)
恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。
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今日はすずめのお話です。すずめは小さいから、からすのようにいたずらはしませんから、かわいいですね。でもいつも体の大きいはとやからすにいじめられて、きっと生きていくのはたいへんでしょう。でもそんなこと全然心配していないように、毎朝チュンチュン鳴いてお庭に飛んできますね。神様が守ってくださっているからです。
イエス様はお弟子さんを訓練するために、お弟子さんだけで、福音を伝える伝道旅行に行かせようとお考えになりました。いろいろ心配している弟子たちを見て、イエス様はすずめのお話をされました。今日の聖書を読んでみましょう。マタイによる福音書もルカによる福音書も、並行個所と言って、同じ出来事のお話です。
聖書1(マタイによる福音書10章28〜31節)
10:28 体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。
10:29 二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。
10:30 あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。
10:31 だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」
聖書2(ルカによる福音書12章1〜12節)
12:1 とかくするうちに、数えきれないほどの群衆が集まって来て、足を踏み合うほどになった。イエスは、まず弟子たちに話し始められた。「ファリサイ派の人々のパン種に注意しなさい。それは偽善である。
12:2 覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。
12:3 だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいたことは、屋根の上で言い広められる。」
12:4 「友人であるあなたがたに言っておく。体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない。
12:5 だれを恐れるべきか、教えよう。それは、殺した後で、地獄に投げ込む権威を持っている方だ。そうだ。言っておくが、この方を恐れなさい。
12:6 五羽の雀が二アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。
12:7 それどころか、あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」
12:8 「言っておくが、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、人の子も神の天使たちの前で、その人を自分の仲間であると言い表す。
12:9 しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の天使たちの前で知らないと言われる。
12:10 人の子の悪口を言う者は皆赦される。しかし、聖霊を冒涜する者は赦されない。
12:11 会堂や役人、権力者のところに連れて行かれたときは、何をどう言い訳しようか、何を言おうかなどと心配してはならない。
12:12 言うべきことは、聖霊がそのときに教えてくださる。」
言葉の意味
マタイ10:28 魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方・・・神様のこと。
10:29 アサリオン・・・1アサリオンは1デナリオンの16分の1。1デナリオンは大体1日の賃金に相当するので、1アサリオンは500円位でしょうか。結構高い値段で売れますね。すずめは小さいから、鳩のように神様のささげものにもならず、もっぱら食用として売られていました。
ルカ12:1 ファリサイ派・・・サドカイ派と並んで、イエス様の時代のイスラエルの知識人の一派。あまりにも律法を熱心に守りすぎてしまったので、イエス様に偽善者と言われ大層嫌われていました。イエス様は心を見る方でしたので、いくら律法を熱心に守っていても、ファリサイ派の人たちの心は腐っているのが解かったのでしょう。
パン種・・・パンを膨らませるのに使うイーストのこと。少量でも偉大な力を発揮するが、腐ったパン種では、パンがだめになりますね。
12:6 五羽の雀が二アサリオン・・・マタイによる福音書の記事から考えると、4羽買うと、1羽おまけがあったのでしょう。
12:8 人の子・・・イエス様のこと。イエス様は神の子であられましたが、ご自分を人の子と呼んでました。 |
12:10 聖霊・・・三位一体の三番目で、父なる神様、子なるイエス様(人の子)と並び称されるもの。ヨハネによる福音書では弁護者と呼ばれています。
(参考 ヨハネ14:26 しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。)
イエス様は現に、ファリサイ派の人たちが偽預言者だと言って冒涜しているが、よしその罪は許されようとも、聖霊様を冒涜する罪は許されないということでしょうか。
考えてみましょう
@ 今日の暗唱聖句を読んで見ましょう。どうして私たち人間は、すずめよりまさっているのでしょうか。
(発言例:聖書を読める。お祈りできる。神様を讃美できるなど。)
A そうですね。私たちは、すずめよりはるかに優れて、神様に造っていただきました。でもそれらの賜物を用いて、悪いことに使ったらどうなるでしょうか。ルカ12:10を読んでみましょう。イエス様は聖霊様の悪口を言う人は、絶対許さないとおっしゃってますね。聖霊様はヨハネによる福音書で、「別の助けぬし(口語訳)」「別の弁護者(新共同訳)」と言われ、イエス様を信じた一人一人に、神様からいただける、あなたを守ってくださる守護霊です。みなさんは、どうして自分がこんなに不細工なのだろうか、背が低いのだろうかと、自分がいやだと思ったことはありませんか。それってあなたを守ってくださる聖霊様にとっても失礼だとは思いませんか。
B 神様は「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。(マタイ10:30)(ルカ12:7)」のです。びっくりしましたか。これを聞いて、恐いと思った人と、とっても感謝だと思う人とあるでしょう。恐いと思った人は、どうしたらとっても感謝だと思うようになれるか、もうわかりましたね。
今週の祈り
「神様。小さい私たちのことも守ってくださってありがとうございます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
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お知らせ
「五羽の雀が二アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。(ルカ12:6)」 小さくて何のとりえもないようなすすめさえも、神様は覚えてくださっているのですね。すずめについてもっと知りたくなった人はすずめの学校へ行ってください。
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