7月28日(日)教会学校中高科分級「十戒」C礼拝者の生活
暗唱聖句(出エジプト記20章12節)
あなたの父母を敬え。
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今週は十戒の後半です。十戒には神様についての戒律のほかに、私たちが毎日生活する上でのいくつかの戒めも書かれています。今日の聖書を読んでみましょう。
聖書(出エジプト記20章12〜17節)
20:12 あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。
20:13 殺してはならない。
20:14 姦淫(かんいん)してはならない。
20:15 盗んではならない。
20:16 隣人に関して偽証してはならない。
20:17 隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」
言葉の意味
20:12 日本の刑法でも、父母を殺すと、尊属殺人罪となって、普通の殺人より罪が重くなります。十戒の精神にかなったものだと言えます。
20:13 平和な時代は、あまり他人を殺す人はいないと思いますが、逆に自殺する人は増えます。自殺ももちろん十戒の教えに反します。戦争をしている時には、敵を殺してもいいのか、それとも敵を殺しても祖国を防衛するほうが大切ではないのか、という議論がよくされます。
20:14 姦淫とは、無理やりHするのばかりではなく、夫婦以外の人と合意の上でHしても、姦淫になります。日本の法律では、未成年どうしや、成年同士の合意の上でのHは罪になりませんから、この点、十戒と違います。ただし成年と未成年のHはたとえ合意の上であっても処罰されますから、よくよく気をつけてください。
20:16 「隣人」とは、文字通り隣に住んでいる人という意味ではなく、もっと広い意味で「同国人」という意味です。
20:17 旧約聖書時代は、今のように、法律も完備してなく、治安も悪かったので、未亡人や障害者のいる家庭は、よくむさぼりの対象にされたということです。「欲す」とは「盗む」とちがって、社会的に弱い立場の隣人につけこんで、食べ物や持ち物をねだることです。もちろん当時は奴隷は人間と見なされずに、牛やロバと同じように、売り買いされて、所有者の好きなようにできました。
考えてみましょう
@ 今日の暗唱聖句は「あなたの父母を敬え」ですね。しかし十戒のどこにも「あなたの子を守れ」とは書いてありません。どうしてでしょうか。
(発言例) 自分の子を愛し守ることは、わかりきったことだから、わざわざ十戒に書いてありません。
A 多分その通りでしょう。ではその他にもわかりきったきまりだから、わざわざ十戒に書いてないものはありますか。
(発言例) 隣人を愛しなさい。結婚しなさい。子をつくりなさい。仕事をして食べ物を得なさい。お年寄りや体の不自由な人を大切にしなさい。戦争をしてはいけない。など
B 暗唱聖句「あなたの父母を敬え」には、理由が書いてあります。そう、「あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。」ですね。どういう意味でしょうか。
(発言例) 父母を敬えば、自分が父母になったときに、子たちから敬われ、長生きできます。
C 自分の父母だけでなく、義理の父母も敬うこともまた劣らず大切なことです。仲が悪い人いませんか。また教会には多くのお年寄りの方がいらっしゃいます。戦後昭和20年代に、アメリカなどの援助を受けて、日本には多くのキリスト教会がつくられましたが、その時に信仰をもたれた方の多くは、お年を召され、そろそろ天に召される日が近づいておられます。教会のお年寄りも、自分の父母と同じように愛し、敬いましょう。
D 今日で十戒のお話は終わりです。旧約聖書に書いてある律法は、十戒を解説したいろいろなきまりと言ってもいいでしょう。イエス様の時代のファリサイ派や律法学者も、もちろん十戒やその他の律法や、聖書に書いてないような言い伝えのきまりまで、熱心にいっしょうけんめいに守ろうとしていましたよ。しかし十戒を本当に心から守るのは、大変難しいことです。イエス様はマタイによる福音書で、このようにおっしゃいました。
(マタイ 5:27 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。
5:28 しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。)
こんなことでは、世の中にだれか神様の前に正しいと言える人があるのでしょうか。 |
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十戒(じっかい)
1.あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
2.あなたはいかなる像も造ってはならない。
3.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
4.安息日を心に留め、これを聖別せよ。
5.あなたの父母を敬え。
6.殺してはならない。
7.姦淫してはならない。
8.盗んではならない。
9. 隣人に関して偽証してはならない。
10. 隣人の家を欲してはならない。
イスラエルのある神学校にある十戒の板(もちろん複製)→
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お知らせ
もうすぐ楽しい夏期学校ですね。お祈りはちゃんと言えるようになりましたか。まだのひとは、下の例を見て、お祈りの練習をしましょう。なれてきたら、自分でお祈りの言葉を考えて、あなたの願っていることをあなたの言葉でお祈りしましょう。きっと神様もお喜びになりますよ。
朝のお祈り
天の神様。気持ちのよい朝をありがとうございます。
楽しい一日であるように、今日も私を守ってください。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン
食事のお祈り
天の神様。おいしいごはんをありがとうございます。
食べ物のない人たちも、どうか助けてあげてください。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン
夜のお祈り
天の神様。今日一日、私もお父さんもお母さんも、
兄弟も犬のポチも守ってくださって、ありがとうございます。
朝までぐっすり眠れますように、今夜も私のそばにいてください。
イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン |
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1.日暮(く)れて四方(よ/も)は暗く/わが魂(たま)は/いとさびし/寄る辺(べ)なき/身の頼る/主よ共に宿(やど)/りませ。
2.人生(いのち)の暮(く)/れ近づき/世の色香(いろか)/移り行(ゆ)く/とこしえに/変わらざる/主よ共に宿(やど)/りませ。
3.世の闇(やみ)押(お)/し迫りて/誘(いざない)の/声しげし/時の間(ま)も/去りまさで/主よ共に宿(やど)/りませ。
4.死の刺(はり)何処(い/ずこ)にある/主の近く/ましまさば/われ勝ちて/余(あま)りあらん/主よ共に宿(やど)/りませ。
5.十字架の奇(く)/しき光/閉(と)ずる目に/仰(あお)がしめ/み栄(さか)えに/覚(さ)むるまで/主よ共に宿(やど)/りませ。 |
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