7月21日(日)教会学校中高科分級「十戒」B安息日

暗唱聖句(出エジプト記20章8節)
安息日を心に留め、これを聖別せよ。

 安息日(あんそくび)は、週の初めの日曜日のことですね。しかし、昔は、週の終わりの土曜日が安息日でした。それは創世記に書いてあるように、神様が6日間で天地万物をつくり、7日目にお休みになられたことによります。そればかりか安息日の決まりは、十戒にも書かれています。休むことが、十戒に書くほど大切なことなのでしょうか。少し変ですね。私たちは、日曜日にも仕事をしたり、塾へ行ったり、習い事をするひとを、できる人だと思うでしょう。それに、日本では明治時代になるまでは、日曜日なんかなくて、仕事や勉強をを休むことは悪いことだと考えられていました。
 日曜日に、仕事や勉強やクラブ活動を休んでまでもしなければならない大切なことは何でしょうか。それは神様を礼拝することです。今日の聖書を読んでみましょう。

聖書@(創世記2章1〜3節)

2:1 天地万物は完成された。
2:2 第七の日に、神は御自分の仕事を完成され、第七の日に、神は御自分の仕事を離れ、安息なさった。
2:3 この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。

聖書A(出エジプト記20章8〜11節)

20:8 安息日を心に留め、これを聖別せよ。
20:9 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、
20:10 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。
20:11 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。

言葉の意味

創世記2:2 第七の日・・・一週間の最後の土曜日。ユダヤ教会や一部のキリスト教会では、現在でも土曜日を安息日としていますが、桜ヶ丘教会など大部分のキリスト教会では、伝統的に、イエス様がご復活された、週の初めの日曜日を安息日としています。ようするに、十戒を厳密に言葉の意味のまま守らなくても、十戒の精神は、6日働いたら、1日休んで神様を礼拝しなさいということですから、何曜日に休んでもいいわけですね。桜ヶ丘教会は礼拝は日曜日、祈祷会は木曜日ですが、カトリック教会や大きいプロテスタント教会では、毎日礼拝(ごミサ)や祈祷会のある教会もあります。
2:3 聖別(せいべつ)・・・神様におささげするために、聖なるものとして、取り分けて取っておくこと。

考えてみましょう

@ 神様は、全能な方ですので、もちろん疲れることはけっしてありません。それなのにしかしどうして、神様は7日目にお休みになったのでしょうか。
(発言例)
・人間は疲れる動物であることをごらんになり、人間を休ませるために、お手本として、神様自らお休みになりました。
・本当は7日目は、神様がお造りになった、地球システムがちゃんと動くかどうか、バグ取りの予備日だったのではないでしょうか。象が空を飛んだり、ラクダが泳いでしまってては、困りますものね。
・仕事を休んで神様を礼拝する日とするために、お休みになりました。


A 文明の発達していなかった、昔ならともかく、現代にすべての人が日曜日に休んだら、どんなことが困りますか。
(発言例)
・鉄道会社が日曜日にお休みしたら、遠くから教会へ通っている人が、教会にいけなくて困ります。
・電気会社が日曜日にお休みしたら、オルガンが鳴らなくなって、讃美歌が歌えません。
・スーパーやコンビニが日曜日にお休みしたら、買い物ができなくて、大変不便です。平日がもっともっと忙しくなります。
(今も昔もそうですが、羊飼いや牛飼いなど、生きものを飼って生計を立てている人は、日曜日だからといって、お休みできませんね。それに救急病院もお休みできません。警察や消防もそうです。日曜日にも休めないで、私たちの暮らしを支えてくださっているお仕事、たくさんありますね。)

B 日曜日にも仕事を休まず、私たちの生活を支えて下さっている人たちのために、感謝のお祈りをしましょう。平日の礼拝や祈祷会に出席すると、日曜日に出席できない人たちに会えます。たまには平日の礼拝や祈祷会に出席して、そのような人たちと、お友だちになりましょう。
(桜ヶ丘教会では毎週木曜日午後7時半から祈祷会があります。また日曜日は家族奉仕のために家を離れられないが、平日の昼間ならば都合がつく主婦のために、家庭集会ももたれています。)

C 休息をする、教会に行くのほかに、日曜日の有意義な過ごし方がないか、考えて見ましょう。
(発言例) 先週の勉強や仕事の進み具合の反省をしたり、今週の計画をたてる。
(そうですね。多分神様が7日目にお休みになったときも、ただぼっとされていたのではなく、天地創造の仕事の反省をされたり、造った後の世界のあり方について、計画を練られていたと思いますよ。)

十戒(じっかい)

1.あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
2.あなたはいかなる像も造ってはならない。
3.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
4.安息日を心に留め、これを聖別せよ。
5.あなたの父母を敬え。
6.殺してはならない。
7.姦淫してはならない。
8.盗んではならない。
9. 隣人に関して偽証してはならない。
10. 隣人の家を欲してはならない。

イスラエルのある神学校にある十戒の板(もちろん複製)→

今週の祈り

「神様。一週間に一度、日曜日に仕事を休んで、礼拝に出席できる恵みを感謝します。また日曜日も、私たちの生活を支えるために、多くの人が働いておられます。神様その人たちのことも守ってください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

お知らせ

東京の学生さんは今日から夏休みですね。教会の礼拝や教会学校は夏休みや冬休みに関係なく、毎週ありますから、休まず来て下さいね。また夏休みに田舎へ出かけて、神様のお造りになった大自然に親しむのもすばらしいことです。日本基督教団の教会は日本中にありますから、旅先でも日曜日には教会をさがして礼拝に出てください。たまによその教会にお客さんするのも、新しい発見があってわくわくしますね。大阪昭和教会のリンク集が充実しています。

今週の讃美歌56番
「七日の旅路」

1.七日のた-び路/やすけく過-ぎて/みまえにつ-どい/かしこみあおぐ/今日こそあ-めの/休みのし-るし。
2.あがないぬ-しに/よりていの-れば/みいつくし-みの/み顔をむけて/つみとがゆ-るし/やすきをた-まえ。
3.きよきこの-日に/みこえきか-せて/さまようも-のを/みちびきかえし/したがうた-みを/なぐさめた-まえ。
4.たかきめぐ-みを/うたうわれ-らと/ともにいま-して/さかえをしめし/あまつうた-げに/つかしめた-まえ。
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。