山上の説教の丘

5月26日(日)教会学校中高科分級「山上の説教」

暗唱聖句(マタイによる福音書5章8節)
心の清い人々は、幸いである、
その人たちは神を見る。

 先週までは、旧約聖書の一番初めの「創世記」から、神様が世界や人間をお造りになった最初の頃のお話を学びました。今週からしばらく、新約聖書の一番初めにある「マタイによる福音書」より、イエス様のことについて学びます。
 皆さんはイエス様を知っていますか。そうです。キリスト教の教祖様ですね。ではイエス様はどういう教えを説いたのでしょう。今日の聖書を読んでみましょう。

聖書(マタイによる福音書4章17節〜5章12節)

4:17 そのときから、イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。
---------- 中 略 ----------
4:23 イエスはガリラヤ中を回って、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、また、民衆のありとあらゆる病気や患いをいやされた。4:24 そこで、イエスの評判がシリア中に広まった。人々がイエスのところへ、いろいろな病気や苦しみに悩む者、悪霊に取りつかれた者、てんかんの者、中風の者など、あらゆる病人を連れて来たので、これらの人々をいやされた。4:25 こうして、ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、ヨルダン川の向こう側から、大勢の群衆が来てイエスに従った。5:1 イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。5:2 そこで、イエスは口を開き、教えられた
5:3 「心の貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。
5:4 悲しむ人々は、幸いである、/その人たちは慰められる。
5:5 柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。
5:6 義に飢え渇く人々は、幸いである、/その人たちは満たされる。
5:7 憐れみ深い人々は、幸いである、/その人たちは憐れみを受ける。
5:8 心の清い人々は、幸いである、/その人たちは神を見る。
5:9 平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。
5:10 義のために迫害される人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。
5:11 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。5:12 喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」

言葉の意味

5:2 教えられた・・・以下3節から10節の8つの教えは「八福の教え」といわれています。英文は次の通り(NKJV)
5:3 "Blessed are the poor in spirit,For theirs is the kingdom of heaven. 5:4 Blessed are those who mourn,For they shall be comforted.
5:5 Blessed are the meek,For they shall inherit the earth. 5:6 Blessed are those who hunger and thirst for righteousness,For they shall be filled. 5:7 Blessed are the merciful,For they shall obtain mercy. 5:8 Blessed are the pure in heart,For they shall see God. 5:9 Blessed are the peacemakers,For they shall be called sons of God. 5:10 Blessed are those who are persecuted for righteousness' sake,For theirs is the kingdom of heaven.

考えてみましょう

@ 5章3節から10節には、イエス様が教えられた8つの幸い(しあわせ)が書いてあります。いろいろな幸いがありますが、なるほどと思ったものもありますが、ちょっと変な幸せだと思ったものもありますか。どれだか教えてください。
発言例:
なるほどと思った幸い
・柔和な人 (なるほど、あまりプンプンしないで、いつもにこにこしていなさいと言うことかな。健康にもいいし。)
・憐れみ深い人 (情けは人のためならずと言うもんね。自分にも返ってくるよ。)
・心の清い人 (わたしも清い心を持ちたいです。)
・平和を実現する人 (世の中平和が一番大切だものね。)
ちょっと変な幸い
・心の貧しい人 (これは一番変だよ。心が貧しくて卑しい人ではなくて、心が広くて豊かな人が幸いでないの? お金の問題ではなくて、心の問題だよ。)
・悲しむ人 (わたし悲しいとき、だれも慰めてくれないよ。とってもみじめ。)
・義に飢え渇く人 (ホント、今の政治家、みんな悪いことばかりやっていて、ひとりも正しい人いないよ。政治に正義はないのかなって、わたしいつも義に飢え渇いていて、みじめです。全然幸いではありません。)
・義のために迫害される人 (わかった。政治家が正しいことをすると、国民に迫害されるのかしら。)


A では一番変な「心の貧しい人々は、幸いである。」について質問です。どうしてイエス様が、心の貧しい人を幸いですと言って誉めてくださったのか、こじつけでもいいから理由を考えてみましょう。
発言例
i) 解らないよ。もし心の貧しい人が幸いと言うのなら、8節も心の清い人ではなくて、根性の曲がった人が幸いであるというべきではないの?
ii) ひょっとして、自分は心が広く豊かになりたいのに、心が貧しくて偏狭で、いやになっちゃうなあ、って気がついている人のことを言っているのでは。自分の心は偏狭だって気がつかない人よりは、ましだもんね。

今週の祈り

「神様。私たちがイエス様を信じて、本当に幸せな子供になることができますようにお守りください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

お知らせ

今日大人の礼拝の時間(10時半)に、岸義紘先生のチャペルコンサートがあります。お父さんやお母さんをさそって来てね。

今週の讃美歌354番
「かいぬし、我が主よ」

1.牧主(かいぬし)わが主-よ-/まようわれらを/若草の野べ-に-/導きたまえ/われらを守りて/養(やしな)いたまえ/我らは主のもの/主に贖(あがな)わる。
2.良き友となり-て-/常にみちびき/まよわば尋(たず)ね-て-/ひき返りませ/われらの祈りを/受入れたまえ/我らは主のもの/ただ主に頼る。
3.赦(ゆる)しのみちか-い-/救いのめぐみ/きよむるちから-は-/みな主にぞある/我らをあがない/生命(いのち)をたまう/我らは主のもの/主に在りて生く。
4.御慈愛(みいつくみ)を-ば-/我らに満たし/今よりみむね-を-/なさしめ給え/我らをあわれむ/み恵みふかし/我らは主のもの/主をのみ愛す。

(これ、わたしが教会で一番最初に覚えた讃美歌です。)
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。