4月28日(日)教会学校中高科分級
「カインとアベル」
暗唱聖句(創世記4章7節)
罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。
お前はそれを支配せねばならない。
先週は神様とのただひとつの約束「善悪の知識の木の実だけは食べてはならない」を守れなかったアダムとエバのお話でしたね。善悪の知識の木の実を食べたアダムとエバは、自分たちが神様と比べることができないほど、小さく弱い存在であることが解り、エデンの園を追い出されてしまいました。
聖書(創世記4章)
4:1 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。
4:2 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
4:3 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献(ささ)げ物として持って来た。
4:4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
4:5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。
4:6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
4:7 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」

4:8 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
4:9 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
4:10 主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。
4:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。
4:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
4:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。 4:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。
4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。 4:17
カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。
4:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。
4:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。
4:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。
4:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。 4:22
ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナアマといった。
4:23 さて、レメクは妻に言った。「アダとツィラよ、わが声を聞け。レメクの妻たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。わたしは傷の報いに男を殺し/打ち傷の報いに若者を殺す。
4:24 カインのための復讐が七倍なら/レメクのためには七十七倍。」
4:25 再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。
4:26 セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。
言葉の意味
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15節 しるし・・・どんなしるしか不明ですが。多分「神が認める史上最初にしてかつ最強の殺人犯」とかいう印だったかも知れません。これでは誰もカインを殺そうとは考えませんが、みんな逃げてだれも相手にしてくれませんから、さすらいさまよう人になったのも当然です。
23節 レメク・・・カインの子孫のレメクは神をも恐れぬとんでもないことを言ってますね。「私は気に入らない人は殺す。私を殺すものは77倍の復讐を受ける。」とは。世代が下るにつれて、どんどん悪くなっていきます。結局神様の怒りに触れて、カインの末裔はすべて来週お話するノアの洪水のときに、滅ぼされてしまいます。
25節 セト・・・神様はかわいそうなアベルのことを忘れてはいませんでした。セトは、正しいことをしたのに逆うらみされて兄カインに殺された、弟アベルの生まれ変わりとして、アダムとエバに与えられました。セトの子孫は、主(神様)の御名を呼ぶ正しい人でした。セトの子孫から、私たちの直接の祖先であるノアが生れました。
考えてみましょう
@ どうして「主はアベルとその献げ物に目を留められたが、 カインとその献げ物には目を留められなかった。(4、5節)」のでしょうか。
(発言例: 聖書には詳しく書かれてませんが、アベルは献げ物を、神様に喜んで食べていただけるように、焼いて献げましたが、カインは生のまま献げたのかも知れません。カインは自分の気の利かなさに腹が立ったのでしょう。)
A 今日の暗唱聖句を読んで見ましょう。あなたは自分の気の利かなさに腹が立ったり、失敗したときに、誰かを自分が失敗した原因となった人だと思い込んで、逆恨みしたことはありませんか。これを罪といいます。あなたが失敗するように、気の利かないようにお造りになった人は神様ですから、甘んじて受けなければなりません。どんなときでも、豊かな心でいられるように、優しい心でいられるように、神様にお祈りしましょう。(半ば自分に言い聞かせです。管理人)
今週の祈り
「神様。私を失敗するように、気の利かないように造ってくださって感謝します。どんな時でも、罪に流されないように、豊かで優しい心でいられるように、守ってください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」
5月のお知らせ
5日(日) みんな大好きなノアさんのお話をしますよ。
12日(日) 母の日。小学科では先週から母の日のプレゼントを作っています。今からでも全然平気だから、一緒にプレゼント作りましょう。
19日(日) ペンテコステと言って、聖霊様(目には見えないが、神様から頂いて私たちを助けてくれる)が初めて、イエス様のお弟子さんたちに降ったことを記念する日です。午後は教会でバザーをします。掘り出し物もあるから、のぞいてみてね。
26日(日) 大人の礼拝の時間(10時半)に、岸義紘先生のチャペルコンサートがあります。お父さんやお母さんをさそって来てね。
*連休中も、皆さんが事故にあわないように、楽しく過ごせるように、お祈りしてます。
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1.十字架のもとぞ/いとやすけき/神の義と愛の/あえるところ/あらしふく時の/いわおのかげ/荒野(あれの)のなかなる/わが隠れ家(が)。
2.十字架のうえに/われはあおぐ/わがため悩める/神の御子を/妙(たえ)にもとうとき/かみの愛よ/底(そこ)いも知られぬ/ひとの罪よ。
3.十字架のかげに/われは立ちて/み顔のひかりを/たえず求めん/この世のものみな/消ゆるときも/くすしく輝く/そのひかりを。 |
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