4月21日(日)教会学校中高科分級「アダムとエバ」

暗唱聖句(ローマの信徒への手紙5章13節)
このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、
罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。

 神様がお造りになった最初の人間アダムとエバはエデンの園で仲良く暮らしていました。神様とのたった一つの約束を覚えていますか。そう「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。(2章16-17節)」でしたね。エデンの園の中央には命の木と善悪の知識の木が生えていました。どちらか一つの木の実を食べられるのなら、あなたならどちらの木の実を食べたいですか。「わたしは永遠に生きたいから、命の木の実がいい」ですか。それとも馬鹿で永遠に生きても仕方がないから「死んでもいいから、善悪の知識の木の実がたべたい」ですか。
 神様は人間が無知でもいいから、永遠に生きることを望んでおられました。ですからこのような約束をしたのですね。アダムとエバは約束を守れたのでしょうか。今日の聖書を読んで見ましょう。

聖書(創世記3章)

3:1 主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇(へび)であった。蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」 3:2 女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。3:3 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」 3:4 蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。 3:5 それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」 3:6 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆(そそのか)していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。3:7 二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。
3:8 その日、風の吹くころ、主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、3:9 主なる神はアダムを呼ばれた。「どこにいるのか。」3:10 彼は答えた。「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」3:11 神は言われた。「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」3:12 アダムは答えた。「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」3:13 主なる神は女に向かって言われた。「何ということをしたのか。」女は答えた。「蛇がだましたので、食べてしまいました。」3:14 主なる神は、蛇に向かって言われた。「このようなことをしたお前は/あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で/呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵(ちり)を食らう。3:15 お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に/わたしは敵意を置く。はお前の頭を砕き/お前は彼のかかとを砕く。」3:16 神は女に向かって言われた。「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め/彼はお前を支配する。」3:17 神はアダムに向かって言われた。「お前は女の声に従い/取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。3:18 お前に対して/土は茨(いばら)とあざみを生えいでさせる/野の草を食べようとするお前に。3:19 お前は顔に汗を流してパンを得る/土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。」
3:20 アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。3:21 主なる神は、アダムと女に皮の衣を作って着せられた。3:22 主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」3:23 主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に、自分がそこから取られた土を耕させることにされた。

言葉の意味

1節 賢い・・・これはもちろんいい意味ではなく、悪賢いという意味。英語ではCunning(カンニング)。
15節 子孫・・・英語ではSeed(種)でdescendantsと、単数で複数の意味を表すそうです。 ・・・蛇は悪魔の化身と考えて、彼とはイエス様のことを言っていると考える人もいます。しかし、この節は、ただ女の子孫(人間)が蛇の嫌いなわけを説明しているだけかも知れません。中には蛇が好きでペットに飼っている人もいますけど、普通の人は蛇は嫌いですよね。聖書の意味をふくらませて、あまり自分たちに都合のいいように解釈しないほうがいいかもしれません。聖書に蛇は悪者だと書いてあるからといって、あまり蛇をいじめてはなりません。ねずみや害虫を食べてくれたり、人間の役に立っていますから。それに日本の神話では白蛇は神様の使いですよね。問題の15節の英訳は次のとおり。3:15 And I will put enmity Between you and the woman,And between your seed and her Seed;He shall bruise your head,And you shall bruise His heel."(NKJV)
16節 彼はお前を支配する・・・これはもちろん失言です。男女の平等は日本国憲法でも保証されています。神様でもたまには失言するときもあるのですよね。わたしはいつも失言していますが。
22節 命の木・・・もちろんアダムとイブは神様から「善悪の知識の木の実を食べてはいけない」と命じられていたわけで、となりに生えていた命の木の実は以前から取って食べていたでしょう。要するに理屈としては、一度善悪の知識の木の実を食べると、いままで食べた命の木の実の効力が消えて、死すべき者となり、再び命の木の実を食べると、知恵がつきながら不死身になるということでしょう。蛇はここまで丁寧には教えてくれませんでした。

The Fall and Expulsion ,Michelangelo

考えてみましょう

今日の暗唱聖句を読んでみましょう。創世記3章に書いてあるように、善悪の知識の実、神様との約束を破った罪、その結果としての死が説明されていますね。ところで善悪の知識の木の実を食べたアダムとエバは本当に賢くなったのでしょうか。
(発言例:ただ自分たちが神様よりはるかに劣っていて、覆い隠さなければならない恥ずかしいものを持っているということがわかっただけです。それと神様との約束を破ったことも悪いとわかって、神様から隠れなければなりませんでした。)

今週の祈り

「神様、私たちの罪を、イエス様によってゆるしてくださることを感謝します。神様のおことばを守れる子供にしてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

お知らせ

5月12日は母の日です。聖歌隊では聖歌354番(この曲)を練習しています。毎週日曜日礼拝後(大体11時半ごろから)練習してますのでよかったら来てね。

今週の聖歌354番「愛する母上」

1.愛する母上、若葉かおる/五月(さつき)のよき日に/われらは歌(うと)ぅ/母上の愛と/思いやりと/労苦を重ねし/耐え忍びを。
2.母上忘れて/幼き日の/楽しき思い出/そも何処(いずこ)に/母上は悪を/嫌いたまい/誘(いざな)いの手より/守りませり。
3.母上は神の/僕(しもべ)なりき/日ごとに聖書を/読みたまいき/母上は手をば/頭(こうべ)に置き/御神(みかみ)の祝福/祈りませり。
4.愛する母上/選ばれたる/清(きよ)らのこの日に/われらは誓(ちこ)ぅ/母上の神に/頼りまつり/正しく雄雄しく/日をばすごさん。
このプリントはインターネットでも見れます。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach
教会学校分級のコーナーです。教会学校に来れない時も読んでね。
わからないことがあったら聖書質問コーナー
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakurach/dengon7/dengon.htm
にどんどんカキコしてね。子ぎつね先生がお答えします。