ゲームフリークの代表作
〜『ポケモン』と『パルスマン』
(単行本『すばゲー』掲載予定)

『クインティ』(ナムコ、ファミコン、1989)
ゲームフリークの処女作。
妹のクインティにさらわれたガールフレンド・ジェニーを助けるため、
カートン少年が冒険に出る。
床に並んだパネルをめくり、敵を壁まで吹っ飛ばして倒す。
ジャンプしたり、カートンの動きをまねしたり、パネルに絵をかいたりと、
敵はみんな個性的。踏むといろんな効果がある特殊なパネルも出てくる。
旧四大ファミコン誌の一つ『ファミコン必勝本』で、
5年にわたってマンガが連載されていた。


『ジェリーボーイ』(EPICソニー、スーパーファミコン、1991)
魔法使いの魔法でスライムに変えられてしまった王子・ジェリーが、
お城目指して旅をする。
伸びる、つぶれる、張りつくといった、
スライムならではのアクションがユニーク。全8ステージ。


『ヨッシーのたまご』(任天堂、ファミコン・ゲームボーイ、1991)
落ちものパズル。クリボーやテレサなど、
『スーパーマリオブラザーズ』の敵キャラを二個重ねて消す。
卵の殻でキャラを挟むと、恐竜・ヨッシーが生まれて高得点。
たくさんキャラを挟むほど、生まれるヨッシーが大きくなり、得点が高くなる。
国内、海外ともミリオンセラーになった。


『まじかるタルるートくん』(セガ、メガドライブ、1992)
江川達也氏の人気マンガをゲーム化。
小さな魔法使い・タルるートくんが、学校に突然現れた怪物たちをやっつける。
ソードペンまじっくんで顔を描くことで、物や敵が味方になることもある。
じゃば夫やミモラちゃんなど原作の登場人物が、各ステージの中ボスを務める。
3,880円という低価格ながら、コストパフォーマンスが高い。


『マリオとワリオ』(任天堂、スーパーファミコン、1993)
ワリオにバケツをかぶせられ、前も見ないで歩くマリオを、
道を作ったり消したりして、ルイージの待つゴールへと導く。
スーパーファミコン用マウス専用ゲーム。
アクション性とパズル性がバランス良くミックスされた作品。


『パルスマン』(セガ、メガドライブ、1994)
コンピューターの中で生まれた人工生命体パルスマンが、
現実世界とコンピューターの中を行き来しながら、
悪の科学者ドク・ワルヤマの野望を打ち砕く。
エネルギーを蓄えて自らの体を電気の塊“ボルテッカー”に変えるなど、
多彩な攻撃方法が用意されている。

パルスマンの父親は普通の人間(数理物理学者の好山博士)だが、
母親はC-Lifeである。
C-Lifeとは、コンピューターのメモリー空間内に生息するCG生命体のこと。
パルスマンは人間の血を受け継いでいるので、三次元空間へも自由に往来できる。
また純粋なC-Lifeも、ドク・ワルヤマの発明したEUREKAという装置によって、
実体化することが可能になっている。

これは私の推測、というより憶測に近いのだが、
実はポケモンたちも、このC-Lifeなのではないだろうか?
『パルスマン』の時代(西暦2015年)から、タイムマシンで太古の世界に送られて、
そこで進化していったのだ。
だからポケモンたちを、パソコンの中に預けることが可能だし、
パソコンからパソコンに(あるいはゲームボーイからゲームボーイに)
転送することが可能なのである。
『パルスマン』にタイムマシンは出てこないが、存在はすると見て間違いない。
その証拠に、1991年生まれのアナウンサー、梨沙・ハットフィールド女史が、
今現在、ポケモンのホームページで司会をしている。
(余談だがこのゲームでは、
全世界を統括するコンピューターの名前が「サント・アンヌ」である)

なお、この「ポケモン=C-Life」説は、一切合切、私の憶測に過ぎない。
『ポケットモンスター』の世界と『パルスマン』の世界が
リンクしているという証拠はないし、
ゲームフリーク社がこの説を認めているわけではない。


そのほかのゲーム

『ノンタンといっしょくるくるパズル』
(ビクターエンタテイメント、スーパーファミコン・ゲームボーイ、1994)

『バザールでござーるのゲームでござーる』(NEC、PCエンジン、1996)

『BUSHI青龍伝』(T&Eソフト、スーパーファミコン、1997)

『クリックメディック』
(ソニー・ミュージックエンタテインメント、プレイステーション、1999)


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