指板とネック
各フレット | フレットの間隔 | 各フレット | フレットの間隔 | 注意 弦の長さを350mmとしたときの計算です。 その計算法は 前のフレットまでの弦の長さ÷17.817 つまり1フレットなら 350÷17.817=約19.6 2フレットは1フレットまでの弦の長さを割るので (350−19.6)÷17.817=約18.5 割り切れないので小数第2位を四捨五入しています。 |
1フレット | 約19.6mm | 7フレット | 約13.9mm | |
2フレット | 約18.5mm | 8フレット | 約13.1mm | |
3フレット | 約17.5mm | 9フレット | 約12.4mm | |
4フレット | 約16.5mm | 10フレット | 約11.7mm | |
5フレット | 約15.6mm | 11フレット | 約11.0mm | |
6フレット | 約14.7mm | 12フレット | 約10.4mm |
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写真1 指板をかんなで切削 |
写真2 指板をオービタルサンダーで研磨 |
写真1
黒檀の板をかんなで削ります。思ったより切削性は良好です。
写真2
かんなで削った後,オービタルサンダーで研磨します。下に敷いているのはすべり止めマットです。
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写真3 指板にフレットの溝を刻む |
写真4 指板の加工に使った工具類 |
写真3
プレシジョン・マイターソーという名前の45度〜90度の角度を付けた切断ができるノコギリ。フレットを打つための溝を平行に引くのには役に立ったが必須アイティムではありません。
写真4
指板を作るのに使った工具で下からプラスチックハンマー,ゼットソー,ピンバイスです。
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写真5 途中までフレットを打った指板 |
写真5
溝を付けた指板にフレットを打ち込んでいく途中の写真です。フレットワイヤーを打ち込みきれいに打ち込んだらニッパーを使ってワイヤーを切りました。下に見えるのはポジションマークの材料です。
ネックの加工
ネックはウォールナットの角材をネックの形に切り出します。ウォールナットは銃床などに使われる木として有名で,比較的硬い木です。まず,ジグソーを使ってだいたいの形に切り出します。切断が終わったらその状態で1週間くらいおいてみてくるいなどがでるかどうか見ます。後は,かんなやヤスリを使って自分の好みの形に削っていきます。最後の調整ではベルトサンダーが大変便利でした。
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写真6 ネックをジグソーで切り出す |
写真7 切り出したネック |
写真6
ネックの材料のウォールナットをジグソーで切り出します。堅い材質なのでゆっくり作業するといいでしょう。
写真7
キット付属のネックと,切り出したネック材の比較です。
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写真8 ヤスリで削りました |
写真9 仕上がりはこんな感じです |
写真8
荒削りに使ったヤスリです。右のヤスリはヤスリの刃一つ一つがかんな刃のようになっていて荒削りには最適でした。左のものは,目が細かく仕上げ用です。
写真9
ネック製作途中の写真がなかったのでしかたなく完成したときの写真を載せます。