ものづくり 木材編  2×4で作ったベンチ

工作のおもしろさ
 夏休みに並木会という技術・家庭科の先生方で作っているサークルで製作したベンチです。2×4という材料は,それ自体が構造材の役目を果たしますので,こんな作りで大丈夫かというくらいでも,結構丈夫にできるものです。これでもかと補強すると,ものすごくごつくて,重たいものになってしまいますから,その辺のデザインが大事だと思います。

工作のポイント
● 組み立ててから整える,これが2×4工作のいいところです
 座板の部分はウッドデッキ作りの応用です。座板は,中央の部材から位置を決めて,まず1枚,直角に注意して取り付けます。2枚目からの板は最初に取り付けた板との間に10mmくらいの板を挟んで,コーススレッドで取り付けていきます。すべての板が付いたら,左右は電動ノコギリで一気に切ってしまいます。そうすると見事に長さがそろいます。従って,長い材料から座板の部分をカットする場合,あまり長さの注意をしなくてもOKです。座板の端が脚の取り付け部からかなり左右に出ていますが,端の方に座ると,反対側が持ち上がってしまいました。脚の取り付け基部からは,外に長く座板をのばさない方がいいようです。
● さりげなく補強はしています
 丈夫さにはこだわらないようなことを言っていますが,脚が倒れてしまったのでは元も子もありません。左の写真のように三角形に材料を切って,脚がこけないようにしています。今回の脚は,デザインも考えて,脚を斜めにつけていますが,すこし転ばせすぎたのか,よくこの脚に家族がつまずいて不評です。座板からあまり出張らないように脚を取り付けるべきでした。