ものづくり 番外編 Socket462最期の悪あがき
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私の職場で使っているセカンドマシンは仕様が猫の目のように変わります。Athlon XPを利用せんがために,2005年には3枚のマザーボードを試す羽目になりました。しかしこれがSocket462(Socket A)の最後のマザーボードになるのではないかと思います。左の写真は私の机上です。現在のケースはAOpen製のH420Bです。ディスプレイだけが中古で落札したIBM製です。 |
1枚目 JETWAY 830CF 熱でダウン
2005年1月に動き出した職場のパソコン(マザーボードはJETWAY製 803CF)ですが,同年の夏に,しばらく動かしていると挙動不審に陥り,パソコンがフリーズしてしまうという現象が起きました。AOpen製のBOOKタイプのケース(H300B)をさわるとかなり熱いので,放熱の問題だと思いました。このケースにはファンを追加したりするスペースもなく,熱がこもりやすいので,急遽ケースをオークションで落札しました。新しいケースはAOpen製のH420Bというものです。元々ケースの上面にファンがついていますが,背面にもファンを追加して冷却効果を上げてみました。しかし,一向に症状は治まらず,やむなくマザーボードの交換となりました。
2枚目 MSI KM4M−V 原因不明のダウン
Socket A対応のマザーボードは2005年7月の時点ではパソコン工房つくば店にまだ数種類置いてありました。さすがにSDRAM対応のマザーは売っておらず,マザーボードと一緒に512MのDDR SDRAMを購入しました。今回選んだマザーボードはMSI製のKM4M−Vです。これにのっているチップはVIA製のKM400です。マザーボードを替えたついでにOSもXPのホームエディションにしてみました。マザーボードを替えただけなのに,同じ環境で全く問題なく安定動作をしました。
ところが,2005年11月のある日,全くこのパソコンが動かなくなってしまいました。調子の悪いUSB接続の外付けハードディスクが動作するかどうかの検証に使った後での出来事なのですが,同じような使い方をしたパソコンは異常がないので,原因は定かではありません。部品の検査をした結果,故障の原因はマザーボードにあると判断しました。
3枚目 ABIT VA−20 現在も元気に稼働中
またも,マザーボードの購入です。2005年12月ともなると,さすがにSocket A対応のマザーボードも限られ,ABIT製のVA−20しか選択の余地はありませんでした。使用しているチップはVIA製のKM400AでFSB400MHz対応でちょっと性能アップといったところでしょうか。チップセットがほとんど変わらないのでマザーボードを交換した後,試しにスイッチを入れてみると,OSが動き出しました。
OS起動後にRAIDのドライバを要求してきましたので,付属のCD−ROMを使用してインストールしました。OSを再起動すると,Windows XPの認証画面が表れました。他の部品は全く交換していませんが,さすがにマザーボードを交換するとOSの認証画面が表れるようです。この時点ではネットに接続できない状況でしたので,電話を使って,再認証を受けました。その他は全く問題なく動作しています。
CD−Rが焼けないという現象が判明
完全復活を果たした職場のパソコンと思いましたが,一部に不具合が生じました。CD−Rを焼こうとすると途中でライティングソフト(B’s Recorder Gold)が止まってしまうのです。ライティングソフトをインストールし直しましたがだめでした。OSをインストールし直した方がいいのか,DVDドライブのせいなのか(このドライブは一時DVDを認識しないことがあった)ちょっと迷いました。玄人志向のマルチドライブを購入して,試しに接続してみましたが,結局ライティングソフトは止まってしまいます。もう一度,ライティングソフトをアンインストールして,新規購入したマルチドライブ付属のSONIC RECORD NOWというライティングソフトをインストールしたところ,今度は焼くことができました。原因はちょっと定かではありませんが,とりあえずは支障なく動いています。
パソコンの仕様の比較
4号機改 | 4号機改改改 | |
マザーボード | JETWAY 830CF | ABIT VA−20 |
チップセット | SIS 730S | VIA KM400A |
CPU | Athlon Xp 2000+ | Athlon Xp 2000+ |
メモリ | SDRAM320MB(CL=3) | DDR SDRAM520MB |
グラフィックボード | オンボード | オンボード |
HDD | 40GB(ATA/100) | 40GB(ATA/100) |