Last updated on 6/30/99


田中庸介詩集

山が見える日に、

(思潮社, 1999)

ここにあるのは書きだしですが、一部、全文がお読みになれます。
「オフ、」の朗読も載りました!


穴もぐり

杉並区立宮前図書館二階窓口で本を借りて
杉並区立宮前図書館正面階段を駆け降りて


今日、電話をかけて

道路を切る。お兄さん
下水工事の序でに地鎮祭もやる


アフリカ

(全文)

おしゃれなパラソルだった詩人さんパラソルだったパプリカパラシュート草原のおしゃれな詩人さん夏の、パラソルだったら走る、夏の。


青。七月

筑波に行った。車は2台で、ブルーバードとユーノスだった。


秋霖。

トランスがスパークする。ピアノの弦が切れる。
漁夫王


湖、

おそばはアンフォルメルであるのがよろしい。北岳の麓に


夏の山

北八ヶ岳は森と、岩の道が印象的だった。
そうして縦走の夏山歩きが続いた。


お饅頭。おはぎ、

お彼岸ですから墓に行った。秋の
陽射しが新しい、風が揺れた。ススキの


土曜日の朝、四回にわたる雀蜂の侵入の試みとガラス窓によるその撃退について

野菜サラダはヘルシーである。さらに
トマトジュースはヘルシー、カットされた


桜の花のように

それはあまりのことに春の野に砕け散った。


嗜虐的お化け屋敷の様相

さて廊下があって、奥までゆくと乳白色のドアの前は行き止まりであった。


魔女の勝利

夫婦どちらかが愛情に欠けると離婚すると決まったわけでもない。


午後

もうこういう時はハーブドロップがおいしい。


オフ、

(全文と朗読)

名もない野草の名が恋しくなった。道ばたに、


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    Edited by Yosuke Tanaka (c)
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