川辺や湿原など湿った土地に生え、イギリスではしばしば高い位地で萌芽更新(pollarding)
されます。
数年〜十数年おきに刈り取られた細い枝は、かつてさまざまな道具や生け垣づくりに使われたそうです。
(右の写真は高い位地で萌芽更新された3本のヤナギです。洪水による濁流の水圧を極力避けるために
高い位地で萌芽更新するそうです。)
また、ヨーロッパシロヤナギ(White Willow (Salix alba))には
鎮痛剤のアスピリンの原料になるサリチル酸が含まれています。
ヨーロッパの原始信仰(paganism/druidism)では夜・魔法・月による潮の満ち引きと関係し、
エレメントはもちろん水です。日本でも「柳」といえばユ〜レイですねぇ...
中国原産のシダレヤナギは公園や庭園の池の端に、
そして在来種のヤナギ数種はカントリーサイドの小川にそよぎます。
地味でなんの魅力もないイメージのあるヤナギですが、意外にも魔法と霊感の木だったんですね。
(アジア〜ヨーロッパ原産。)
(99/08)
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